ヒンドゥー教のハタ・ヨーガの思想と技術は、西洋医療からは迷信として蔑視されてきた。しかし、波動治療の研究が進むにつれ、科学的にも極めて重要な認識体系と技術をもつものとして大きく見直されている。
また、ハタ・ヨーガの思想と類似しているものとして、中国の鍼灸医療がある。
ともに体をめぐる生命エネルギーについて扱う思想だが、今回はその関係性について追求してみた。
○エネルギーの考え方
・ハタ・ヨーガも鍼灸医療も、共通する思想としては、体外のエネルギーが体内に循環しており、その流れを整えることが重要だということ。
・そしてエネルギーを体内に出し入れする際に、その周波数を体内で利用可能なかたちに変換する機能が、ハタ・ヨーガでは「チャクラ」、鍼灸医療では「経穴」と呼ばれている。
→私たちの体の周囲には7つのエネルギー場があり、それぞれ違う周波数帯に存在している。そのエネルギーを取り入れられるのがチャクラや経穴ということ。
★テレビやラジオをイメージすると分かりやすい。私たちの身の回りには様々なテレビ番組・ラジオ番組の電波が飛び交っているが、それ自体を認知することはできない。その電波を認知できるように変換する機能(テレビ・ラジオ)を通すことで画像や音に変換される。
★また、変換する際に同時に2つの番組が混ざって映されることもない。これは、流れている周波数帯のみを変換する設定(チャンネル)があるから。チャクラや経穴も、考え方はテレビやラジオと同じと言える。
○エネルギーの通り道
・鍼灸医療におけるエネルギーの通り道は「経絡」と呼ばれている。
・経絡は実際に、非常に微細な管が真皮に通っており、経穴から取り入れたエネルギーを体内に循環させている。
・一方で、ハタ・ヨーガにおけるエネルギーの通り道「ナーディ」は実体を持たないが、神経系と並走していると言われている。
・ナーディは72,000本もの流れが体内にあると言われている。
→経絡は真皮の中でも水分を多く含む「真皮結合織多水層」を通っていることが分かっている。(372933)
★これは体内の水がプラズマ状態にあり、電気、もしくは電磁的なエネルギーを通しやすいからだが、実体を持たないエネルギーの通り道である「ナーディ」は、このプラズマ自体を通り道にしているのではないだろうか?
○ハタ・ヨーガのエネルギーを測定する実験
@生体電場の測定
・自身でチャクラを開発してきた者を被験者とし、瞑想中に被験者が示したチャクラの位置の電場を測定した。
・瞑想で集中状態に入ると、チャクラから強力な電場の乱れが検出された。
・数多くの被験者で長年研究をつづけたが、この現象には再現性があることが確認された。
A筋電図電極と遠隔視能力者による測定
・筋電図電極による電気的計測に加え、人体オーラ場の変化を色で確認できるという遠隔視能力者による観測を行った。
・筋電図に周波数の変化が表れても遠隔視能力者には知らせずに、両者でのオーラ測定を行った。
・結果は、筋電図で周波数の変化が起きたタイミングで、遠隔視能力者もオーラの色の変化を観測していた。
・さらに驚きだったのが、遠隔視能力者が「赤」と観測した周波数と「黄」と観測した周波数の、中間の周波数が現れた際には赤と黄の混合色である「オレンジ」が観測されたということ。
【考察】
・通常、人体に流れる生体電場(脳波)は、0〜100ヘルツで、通常は0〜30ヘルツを推移している。
・これらの実験で分かってきたのは、チャクラからの信号は100〜1600ヘルツという、人体にとっては非常に高周波数を推移する、ということ。
・これまでは体内の電場よりも高周波数の電場、という認識がされていた。しかし、ハタ・ヨーガや鍼灸医療の認識と合わせると、実は何千・何万ヘルツ物領域に属している周波数信号が、チャクラや経穴によって低周波数に変換されたものではないか?という可能性が見えてきた。
・今後は、これらの周波数帯の電場とプラズマがどのような相互関係にあるかを追求していく。
参考文献:バイブレーショナルメディスン |
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