宇宙・地球
348249 変化を迫られる旧来のブラックホール観
 
北村浩司 ( 壮年 広報 ) 19/08/06 AM00 【印刷用へ
イベント・ホライズン・テレスコープは、地球上の8つの電波望遠鏡を結合させた国際協力プロジェクトである。2019年4月10日、研究チームは世界6か所で同時に行われた記者会見において、巨大ブラックホールとその影の存在を初めて画像で直接証明することに成功したことを発表した。
おとめ座銀河団の楕円銀河M87の中心に位置する巨大ブラックホール。このブラックホールは、地球から5500万光年の距離にあり、その質量は太陽の65億倍にも及ぶという。

 中央の黒い部分がブラックホールの本体で直径400億km。その周囲を取り囲む明るいリングについて本間希樹は、ブラックホールに吸い寄せられるガスが明るく輝くことで明るい天体になるとする。引き寄せられたガスが摩擦で高温になり輝くのだという。輝く部分の温度は60億度と予想され、宇宙随一の超高温。

それを受けてその後も世界各地でブラックホールの観察が相次いでいる。特に比較的宇宙の初期と思われるものが注目される。
松岡は、ハワイ島・マウナケア山山頂にある巨大望遠鏡・すばる望遠鏡で、周りのガスの光から間接的にブラックホールを観測する。ブラックホールを見つけた松岡は、今から129億年前のものだった。M87銀河と比べ、10000倍の明るさでエネルギーを放っていた。松岡の研究グループは宇宙初期のブラックホール100個を見つけた。生まれて間もない宇宙ではブラックホールの周りに大量のガスが存在するため、それを吸い寄せることで激しく輝いていると松岡は考えている。

また従来のブラックホール観を大きく転換させる事象が観察されている。
128億年前のブラックホールを観察し結果、ブラックホールが500光年にわたり光を吐き出していたことが判明した。この現象は「ジェット」と呼ばれている。太古のブラックホールではこのジェットがよく見つかる。筑波大学の大須賀健は100億年前のブラックホールの活動をシミュレーションした。その結果、ガスの回転で強い磁力が生まれ、磁力線が巻かれエネルギーをため込み、磁力線が逃げ場を求めて上下に跳ね上がるとした。ブラックホールは吸い込むだけではなく、大量の物質を吹き出す天体でもあったのだ。

 オーロラ・シミオネスクは、今最も注目を集めるブラックホール研究者。オーロラは、「X線天文衛星 すざく」を使った観測で、元素の比率が宇宙のどこでもほぼ同じであることを発見した。オーロラは、ブラックホールがその役割を果たしていると考えている。
ブラックホールから発生した。ジェットの長さは180万光年。バーンズは11種類の元素を追跡した結果、ジェットの流れに乗って銀河の中心部からはるか彼方まで送り届けられていることが確認できたという。

他方スミノロフ学派の佐野博士はブラックホールに対して次のように考えている。
ブラックホールとは、ダークマターのS極系エーテル繊維で全て繋がった左巻S極磁気単極子同志が互いに他の自転速度を遅め合う結果、重力で引き合って一所に徹底して纏まって出来た星である。
 
しかしブラックホールの傍には必ずホワイトホール(N極磁気単極子の集まり)が対応して存在し、ブラックホール・ホワイトホールの対を成して双極磁場トーラスを形成している、とする。

 いずれにせよブラックホールとは、吸引、収縮という統合の極みであると同時に、「拡散」を同時に実現している存在であるということになる。
ビッグバン説に対する疑問が各所から提示されているが、これはその疑問を更に補強する、観察事実ではないだろうか。
 
 
 
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