この50から60年あまりの人為的な工業生産によるCO2発生が気温上昇の原因とする地球温暖化説は、いまだに金貸しが指揮するマスコミを通じて、まことしやかに語られている。このことから、この説を信じている人は多い。しかし、実際のデータはこの程度の短期の話ではなく、もっと長いスパンの太陽活動との関係で起きている。
また、CO2による温室効果などは微々たるもので、温度変化の最大要因は、雲(水蒸気)が太陽光を遮ることであり、このことは全く触れられていない。たとえば、暗く寒い大雨の日に飛行機にのり雲の上にでると、雲に反射した光で目を開けているのがつらいくらいの真夏日のような空間に出会う。
これは、太陽光が雲に反射して、再び宇宙空間に飛び去り、温度上昇のもとである地球へ供給される太陽エネルギーを遮断している現象である。つまり、CO2程度の温度変化よりずっと大きい変化は、雲の発生頻度と大きな相関があるのである。
そして、雲の発生頻度は、太陽から到達する素粒子の量と正確な相関系がある。これは、大気中に到達した素粒子の電気的性状が、水蒸気が微小水滴になる際の核になるからである。つまり、素粒子の到達量は太陽活動によって決まり、太陽活動が活発になると素粒子量が増え、雲の発生も増えるのである。
例えば、太陽活動が活発化すると、太陽表面に黒点や白斑が現れ、また太陽フレアも起こる。このような時期に雲は多く発生する。
このような太陽活動と気象の関係を、近年(2015年までの27年間)の雷のデータから、得られた、27日周期の広域雷活動だけでなく、17〜19世紀の文献調査から、同様の規則性を見出した研究が発表された。
これは太陽の自転周期と素粒子到達量の相関であり、これに太陽活動自体の周期変化が加わり、地球上の雲の量は決まる。これを利用して、ヨーロッパで気象ギャンブルにほぼ100%勝っている人が、地球温暖化説を詐欺とする発信を、YouTubeに上げていた。
このように、地球の気象は、宇宙エネルギーの周期変化で決まっているのである。
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太陽の自転周期が雷の発生に影響している〜江戸時代の日記の分析で判明〜(リンク)
太陽の自転周期が雷の発生に影響している
〜江戸時代の日記の分析で判明〜
江戸時代の古典籍に含まれる日々の天気の記録などから、太陽の27日の自転周期が過去300年にわたって日本での雷の発生に影響を及ぼしてきたことを明らかにしました。 太陽活動と気候変動に相関が見られることはすでに知られていますが、そのメカニズムはまだ分かっておらず、加えて、気象の時間スケールでも太陽活動が影響するのかどうかについては議論が続いています。
研究グループは、江戸時代の古典籍を用いて、17世紀後半以降の約200年分の弘前、八王子、江戸における雷の発生日を調べました。その結果、太陽活動が活発化するほど、日本の夏の雷の発生に27日周期が強く現れることを発見しました。これは、太陽の自転が気象のスケールでも重要な影響を与えていることを示唆するものです。
太陽活動が活発化すると、太陽表面に黒点や白斑が現れ、また太陽フレアも起こりやすくなります。
太陽の自転の影響で地球に降り注ぐ光の量が周期的に変化することや、太陽フレアの発生により地球に降り注ぐ宇宙線の量が27日周期で変動することが、雷の発生に影響している可能性があります。
今後、太陽活動が雷の発生に影響するメカニズムを解明することにより、気候予測の精度向上や、長期的な気象予測への手がかりになることが期待されます。
【研究の背景】
太陽の活動は、様々な時間スケールで変化します。よく知られている11年周期のほか、長いものでは1000年、2000年といった周期でも変動しています。過去の気候変動を古気候学的に調べた研究により、地球の気候が、そういった長周期の太陽活動の変動と非常に良く一致した変動をしてきたことが分かってきました(文献1)。しかしながら、気象のレベルでの太陽活動の影響は、断片的にしか分かっていませんでした。
太陽の活動のなかでもっとも短い周期の変動が、自転による27日の周期です。自転の影響で、地球に届く光の量や宇宙放射線の量が27日周期で変化します。研究グループでは、その周期性に着目し、日本における気象、特に雷と、太陽活動との関連を調べました。
【研究の成果】
研究グループは、弘前市に残る『弘前藩庁日記』と、八王子市に残る『石川日記』の江戸時代の二つの文献から雷の記録を抽出し、17世紀後半から19世紀中頃にかけての5〜9月の雷活動のリズムを調べました。弘前藩庁日記には、弘前の天気だけではなく、江戸(現在の東京都心部)の天気の記録も残されているため、弘前、八王子、江戸の三つの地点について調べることができました。
図1:八王子と江戸の雷の周期性。赤で示した箇所が27日の周期(24〜31日)に対応する。(a)(d)では特に、赤く色づけした箇所でグラフが上に伸びていることから、27日周期が強く表れていることが分かる。
先行研究では、近年(2015年までの27年間)の雷のデータから、特に広域を覆う雷活動に、27日周期が強く現れることが示唆されていました(文献2)。本研究でもその期間の中で太陽活動が活発な時期についてデータをさらに詳しく調べてみたところ、太陽の27日周期の影響は、西日本から中部日本にかけて特に強く現れていることが見て取れました(図2)。比較的弱いものの、青森県でもその影響は見られます。一方、北海道では影響はほとんど見られません。
前述のとおり、17〜19世紀にかけての弘前では、八王子や江戸と比較して27日周期が非常に弱まっていました。17〜19世紀は、ちょうど小氷期の末期にあたります。寒冷化と、それにともなう大気循環の変化に関係して、本州の北端にあたる青森県でもこの時代は、近年の北海道と同様に、27日周期が出にくくなっていた可能性が考えられます。 |
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