日本人の起源(縄文・弥生・大和)
314417 出雲は古来からの渡来人の拠点になっていた。
 
田野健 HP ( 55 設計業 ) 16/04/23 AM03 【印刷用へ
日本での弥生時代の中心は北九州と出雲にあった。さらに出雲の渡来人由来の歴史は縄文時代に遡る。

旧くは長江文明が滅びた後ミャオ族等の江南人が断続的に渡来。海洋を渡って北九州、出雲、鳥浜(福井)、新潟に拠点を作る。そこでは主に縄文時代の栽培技術が定着する。

出雲が大きく発展したのが前4世紀の呉越戦争からの渡来民。土着縄文人と混血し小国の拠点を作る。渡来民と縄文人の多部族統合の必要からオオモノヌシ信仰(自然崇拝)が成立する。前3世紀後半に既に徐福一行が入るが、出雲では徐福伝説は起きていない。縄文人のみだった他地域では徐福は奉られていたのに反している事から、既に出雲には大陸の技術、文化が入り込んでいた事を伺わせる。

ただ、徐福一行は多彩な大陸技術を持ち込み、出雲に金属文化を引き起こす。同時に海洋技術を駆使し、北九州や機内とも繋がるようになる。2世紀には出雲を中心としたネットワークが構築され、出雲に小国を束ねた日本最初の王国が誕生する。この時に必要になったのが大国主信仰で、出雲の小国の物語を束ねた出雲神話が作られる。

2世紀後半に鉄を求めて高句麗から出雲に渡来人集団が定着。古墳様式が登場しその後の古墳時代が始まる。出雲に居た既存集団は戦争圧力で押し出され、大和に拠点を求める。それが大和に登場した大国主信仰であり、出雲からの神譲りの理由である。

以後はしばらくは高句麗勢力を起点とする出雲と大和の綱引きが続くが、高句麗勢力の東方への移動と母国高句麗の没落と共に出雲は大和に吸収される。徐福一派由来の豪族が率いる大和連合は大国主信仰を母体に日本各地のネットワークを神道で繋いでゆく。出雲になぜ年に一度、神が戻るのか〜それは大和を作り上げた渡来人の拠点、出自が元は出雲にあるからである。

参考投稿)
272034出雲は縄文土着と渡来文化が混合した地域でその結晶物が大国主命信仰
272138出雲の史実発掘〜出雲は2世紀には最大の古代国家だった。
307247出雲が繋げている縄文と弥生の痕跡
 
 
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