子育てをどうする?
292895 イスラムの子供教育
 
yooten 14/07/28 PM09 【印刷用へ
イスラムの子供達は、どうのようにイスラム教を身につけていくのか?

周りの大人達全てが、先生となり、規範を教え、社会を形成していく姿が見える。

以下、イスラム教徒の一生リンクより転載。
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誕生から修学まで
 イスラーム教徒の両親から生まれた子供は最初の言葉として聞かされるのが「シャハーダ」と言われるものである。「アッラー以外に神はなし。ムハンマドはアッラーの使徒なり」という言葉である。この言葉は異教徒がイスラーム教に改宗するときも使われる言葉であり、日本では「信仰の告白」とも訳される「宣誓の言葉」であり、イスラーム教の基本の基本ともいわれるサウディアラビアの国旗はこの言葉が旗一面に書かれている。

 この言葉が最初に聞かされる言葉であり、生まれた子供はこの言葉を聞くことによりイスラーム教徒となる。幼児期にはいると子供はクラーンの一節を暗唱させられたり、礼拝の仕方をゆっくりと学ぶ。言葉が少し喋れるようになるとクラーンの全章を暗唱させる両親も現れ、親は出来るだけ真面目なイスラーム教徒として育てようとする。それは親のイスラームに対する信仰を具象化するものである。子供はこうしてイスラーム教徒となり幼児期を過ごすことになるが、この時期を代表する儀式に割礼がある。

(中略)

 さて学校にはいると普通の授業のほかにイスラーム教に関する教育が行われる。この宗教の時間は高校まで続くが時には大学まで継続される場合がある。教育はあらゆる面にわたり行われ相当深いイスラームに関する知識を学ぶことになる。これにより子供の道徳心を育て倫理規定は形成され、独特な世界観が育まれることとなる。宗教の勉強は普通の勉強とはことなりイスラーム教の定義を学ぶことである。イスラーム教徒として正しく生きるにはどうすればよいか。どのような生活を送ることが正しいイスラーム教徒として義つけられているかということを学のである。よって一方的な学習が行われる。批判、他宗教との比較等の視点は不必要であり、そこにあるのはただただ暗記だけがその効果的な学習方法となる。

(中略)

 もし学校に満足に行けない者は近くの礼拝所にいけばイスラーム教に関する知識を持ったものが親切に教えてくれる。時には高名な大学教授も礼拝に来たついでに子供達に教えている。子供達はこの礼拝所で読み書きはもちろんのことイスラーム教に関するさまざまな知識を得るのだ。もちろん教師が授業料を取るということもない。

 知識を持っている者が子供達を教えるという考えはイスラーム世界を特長つけるものであるが、そのような光景は至る所で見られる。かってサウディアラビアのメッカにある世界イスラーム連盟の事務局長とお会いしたことがある。彼の広い職務室に入っていくとそこに子供達が20人近く彼の机の周りにたむろしていた。何でこのようなところに子供がいるのか不思議に思ったが、彼は少しの暇を見ては子供達に読み書きを教えているのであった。子供達は我々が話している間も際限なく間に割り込み、手ほどきを受け、また老人も面倒がらずに親切に教えている。この子供達は高官の子供達かと思っていたらそうではなく近所の子供達であった。当時連盟の事務局長は大臣に匹敵する要職であり、国王と直結するパイプをもっていた。その人が世界から訪れるイスラーム教徒の代表と連日会談を持つわけであるが、同じ部屋で話の合間に、あるいは話をしながら近所の子供達に読み書きを教えている姿は、預言者時代を彷彿させるものであった。このような形でイスラーム教の教育は行われ、良いイスラーム教徒の育成が行われるのである。

 国教がイスラーム教であるならば公立学校はすべてイスラーム教の教育講座が設けられるているから、エジプト人であろうが、シリア人であろうがその前にイスラー教徒としての自覚は立派に身に付くことになる。
 
 
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