地震・噴火・気象
284871 東北大震災で地球の重力が変動
 
加藤俊治 ( 60 ) 13/12/07 AM01 【印刷用へ
東北大震災で日本列島周辺の重力が変動していることが人工衛星の観測で測定されました。「重力とは何か」を解明する一つの鍵となる、非常に興味深い現象なので紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リンク(2013年12月 4日 12:30 )より
日本の地震で地球の重力が変動していたことが判明。着水したGOCE衛星のデータで、2011年の東北太平洋沖地震で破壊されたのは人工物だけではなかったようです。

先月11日、大西洋に落下したESA(欧州宇宙機関)の重力分布観測衛星「GOCE(ゴーチェ)」から恐るべき観測データが出てきました。日本の地震で地球の重力が大幅に変わっていたのです。

2009年に打ち上げられたGOCEは、磁場分布図作成の精度では他を凌駕する衛星です。理科で習ったように、我々は地球の重力に常に引っ張られてるわけですが、地殻内の物質は均質ではないため重力分布にはばらつきがあります。このばらつきを観測し詳細な重力分布図(geoid:ジオイド)を作るのがGOCEのミッションでした。

しかしまさか重力が時々刻々変わっていく様子をリアルタムで観測することになろうとは、研究者たちも予想していませんでした。

2011年、観測記録史上5番目の巨大地震が日本を襲い、地表の数キロメートル下の岩石層が移動し、海底の形状が変わり、日本近海の重力による引力が変動。その揺れはあまりにもパワフルだったため、GOCE衛星の計器に地殻運動で生じる音が音波として記録されたほどでした。

一番上の図(*リンク先を参照して下さい)をご覧ください。地震の1年前の重力分布図(下)では比較的均質な重力場だったのに、地震後は震源地(黄と白のビーチボール)周辺で重力による引力が減った地域(青)と増えた地域(黄)が生まれているのがわかります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

記事にある「地表の数キロメートル下の岩石層が移動し、海底の形状が変わり、日本近海の重力による引力が変動。」は、「質量大→岩石層→重力が大に変動→岩石層が移動した」という展開だと思いますが、岩石層が何キロも移動するというようなことはありえず、あまりにも固定観念に囚われた考え方ではないでしょうか。

「何が移動したのか?」で考えられるのは、マグマです。しかし、マグマの比重は、岩石より小さいはず。

考えるべきは、「岩石よりも比重の小さいマグマが、何故、重力を増加する方向に働いているのか。そのメカニズムは?」だと思います。

後述、そのメカニズム(仮説)をご紹介したいと思いますので、お楽しみに!
 
 
  この記事は 282504 に対する返信です。
 この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_284871

 この記事に対する返信とトラックバック
303909 蔵王山で重力変動 加藤俊治 15/05/12 PM05
303897 精密な重力観測に基づく火山・地震予知 加藤俊治 15/05/12 AM02

  [戻る]  


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、49年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp