健康と食と医
274196 ガンを引き起こす要因(動物性のタンパク質・脂肪の取りすぎ)
 
金時しょうが 13/03/31 PM00 【印刷用へ
ガンを引き起こす要因として、済陽高穂氏は「動物性のタンパク質・脂肪の取りすぎ」について、言及しています。
動物性食品とは、広義では魚介類、肉類ですが、狭義では四足歩行動物(牛、豚)をさします。特に、肉類が体に悪いというのは、一般的になりつつありますが、なぜでしょうか。
その理由を、済陽高穂氏著の「今あるガンが消えていく食事」から紹介します。

(以下、引用)

■動物性脂肪をとりすぎると、マクロファージが無駄に使われる
動物性脂肪については、一般にガンよりも「動脈硬化の要因」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

動物性脂肪のとりすぎによって、悪玉といわれる「LDLコレステロール」が増えることが知られています。

LDLとは、「低比重リポたんぱく」の略です。これは、コレステロールの製造工場である肝臓から、体の各組織へと、欠陥内を通ってコレステロールなどの脂質を届ける「運搬船」のようなものです。
LDLコレステロールとは、この運搬船で運ばれているコレステロールのことで、これが多いほど、血管壁に運ばれるコレステロールの多くなります。ただし、それだけで動脈硬化が進むわけではありません。

ここで登場するのが、活性酸素です。LDLが活性酸素によって酸化されると、それが動脈硬化の引き金になるのです。
活性酸素によって酸化したLDLを、体は異物と認識します。そこで、単球(単核白血球)由来のマクロファージという免疫細胞が、処理のために集まってきます。
マクロファージは、異物や病原体を、「貪食作用」という仕組みで取り込み処理する細胞です。異物などを、文字通りどんどん食べてくれるのです。
一見ありがたいことですが、これによって困ったことが起こります。コレステロールなどの脂肪を、酸化LDLごと飲み込んだマクロファージは、血管壁で力尽きて死んでしまいます。その残骸亜臥血管壁に沈着して、「粥状効果(じゅくじょうこうか)」という、心筋梗塞や脳梗塞を招くタイプの動脈硬化が進んでしまうのです。

ここで、同時にもう一つ困ったことが起こります。マクロファージは、血液に乗って全身を見回りながら、異物や病原体を除去している体内の「パトロール隊」です。動物性脂肪の過剰摂取によって酸化LDLが増えると、そのように重要なマクロファージが、酸化LDLの処理にかかりきりになってしまいます。

私たちの体内では、絶えずガンの芽が出来ていますが、免疫の仕組みよって、すかさずそれが摘まれています。なかでもマクロファージは、NK細胞(ナチュラル・キラー細胞)などととおに、ガンの芽をいち早く摘む役割を担っているのです。
ところが、酸化LDLの処理で手一杯になったマクロファージには、この役割が果たせません。結果として、発ガンしやすくなったり、ガンの転移や再発の危険が増したりします。そんなわけで、動物性脂肪をとりすぎると、動脈硬化を進めるだけでなく、結果的にガンの危険性も増すのです。
ガンの中でも、特に乳ガンや前立腺ガンは、統計上、脂肪をおおくとる人ほど、発症しやすいことが知られています。日本では、脂肪の摂取量がふえたとはいえ、欧米に比べると、まだまだ少ないほうです。それを反映して、乳ガンや前立腺ガンの発症率も、今のところ、欧米よりは低くなっています。
米国や英国では、脂肪の摂取量が増えるにつれ、乳ガンや前立腺ガンの発生率が高まってきました。これは、動物性脂肪に限らず、脂肪全体の摂取量と相関しているのですが、とくに動物性脂肪については、注意が必要です。
ガンに対しては、脂肪全体の摂取量をできるだけ抑えたうえで、とくに動物性脂肪を原則禁止とすることがベストです。

また、加えて動物性タンパク質も、ガンのリスクを増やすことが分かってきており、これを減らすことも重要です。

(引用おわり)
 
 
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