暴走する悪徳エリートの所業
251334 ビンラディン死亡の真相2 第一次湾岸戦争を振り返る
 
小暮 勇午 ( 33 路上人 ) 11/05/13 PM09 【印刷用へ
----------<年表>----------

・89年 1月 父ブッシュ(共和党)米大統領就任

・90年 8月 イラクがクウェートに侵攻

・91年 1月 アメリカを中心とする多国籍軍がイラク空爆
      (第一次湾岸戦争)

・91年 3月 湾岸戦争 停戦協定

・91年 8月 ソ連崩壊(冷戦終結)

・93年 1月 クリントン(民主党)米大統領就任

・アメリカ1人勝ちの時代

・99年   ユーロ誕生
      →ユーロの影響力が強まる

・00年 9月 フセインがイラク石油の決済通貨を
      ドルからユーロに替えると宣言

・00年11月 旧フセイン政権、石油取引をドルからユーロに転換
      国連の人道支援「石油と食料の交換」計画もユーロで実施

・01年 1月 子ブッシュ米大統領就任
・01年 4月 小泉内閣発足

・01年 9月 アメリカ同時多発テロ発生(911)
      →翌日の9/12には、米政府が
       ・アフガニスタンのタリバーン政権との関係が示唆し、
       ・ウサーマ・ビン・ラーディンを容疑者と認定。

・01年10月 アメリカ軍 アフガンを空爆開始

・01年12月 タリバーン政権崩壊→暫定政権へ

・02年 1月 アメリカのブッシュ政権はイラクをイランや北朝鮮と並ぶ
      「テロ支援国家」と批判

・03年 3月 アメリカ イラクに侵攻
      (第二次湾岸戦争、イラク戦争)

・03年 3月 米国はイラク戦争後、石油取引をドルに戻す。

・03年12月 フセインが拘束される

・04年 6月 イラク暫定政権発足

・09年 1月 オバマ(民主党)米大統領就任

・11年 5月 ビンラディンを殺害したと米政府発表
----------------------------


■第一次湾岸戦争('91〜)

・イランイラク戦争('80〜'88)を通じて、欧米先進国は軒並みイラクを支持しており、アメリカもイラクとの協力関係にあった。イラク=フセインは、アメリカを初めとする欧米各国が育てたと言っていい。

・湾岸戦争の直接のきっかけは、'90年7月に石油価格を下げ続けていたサウジ、クウェート、アラブ首長国連邦に対して、イラクが値上げに同調しないことを非難し、「直接行動も辞さない」と宣言したことに起因している。

・アメリカ政府は、スパイ衛星などからイラクの軍事行動を監視していたが、クウェートには「心配ない」と回答し、イラクに警告を発すことも無かった。明らかにアメリカはイラクに開戦させたかったと言える。

・しかも、当時のケリー国務次官補が記者会見で「クウェートが攻撃されても、アメリカにはクウェートを助ける責任がない」と公言。イラクのフセインはアメリカの甘い罠にまんまとはまり、クウェートに侵攻。

・アメリカは侵攻に当たって、サウジアラビアに米軍を駐留させ始めた。これが、中東イスラム原理主義者たちの反感を買っていると言われる。

・第一次湾岸戦争で最も得をしたのは、軍産複合体と呼ばれる軍事兵器企業群であった。80年代後半の冷戦終結('91にはソ連崩壊)のせいで、軍産複合体は危機に陥っており、全米の軍事企業1位と2位の両社は、国防総省が倒産を口にするほどだった。それが湾岸戦争によって軍縮ムードが吹っ飛び、軍産複合体は大きく息を吹き返した。

・加えて、破壊されたクウェートを復興するという巨大事業(約800億ドル)のほとんどは、世界最大のゼネコン「ベクテル社」というアメリカ企業が受注し、残りをイギリスの企業がかっさらっていった。
 
 
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