生物の起源と歴史
166881 外圧は排泄経路を通じて生殖細胞へとフィードバックされる
 
山澤貴志 ( 42 ITコンサル ) 07/12/11 PM06 【印刷用へ
果たして個体の体細胞が捕らえた外圧情報を生殖細胞へと伝えるルートはあるのか?
個体の獲得形質が遺伝情報へと転換される仕組みはあるのか?

との視点で検索していたところ、「生殖器官と排泄器官の相同性に注目し、排泄経路自体が生殖細胞へ遺伝的情報をフィードバックさせているのではないか?」との仮説を提起しているホームページがありました。

以下、「生命・エネルギーの循環」田中光 リンク より

>「いかにして個体の新規獲得形質と生殖細胞のDNAの塩基配列がむすびつけられるか?」という大きな問題が未解決のままで残されている。表面的な観察によれば、体のあらゆる部分における獲得形質と生殖細胞の間にはなんらの解剖学的関連性は存在しない。・・上記の設問に対する解答はきわめて単純で、いまだかって誰も夢想だにしなかったものである。

>多細胞動物の体のあらゆる部分から、環境圧や内部ストレスにより生成された細胞の残骸などの代謝老廃物が循環系を経由して排泄器官へと運ばれてゆく。排泄器官と生殖器官は発生学上親密な関係にあることはよく知られている。これらの器官は同一の系統発生起源を持つ。

>この老廃物の流れは「生殖細胞への遺伝的負帰還情報」であると考えられるべきである。これらの物質はすべてその個体の生存競争の結果である。そしてこれらはまったく無価値なものであると考えられてきた。しかし、これらの物質は間接的ではあってもその個体の環境に対する適応、不適応の情報をネガティブな形で生殖細胞に知らせることができる。・・哺乳類の場合、雄においては精巣上体の長い管経路が精子のDNAの塩基配列の組替えの場所であろう、そして雌の場合は受精卵にまとわりつく物質が遺伝情報物質ではないかとわたしは想像する。体のあらゆる部分に関しての機能と過程についての説明は、通常のものと「遺伝機構」との二つの面からの意味を持つ。

>「ネガティブ・フィードバック・コントロール」はエレクトロニクスの分野では一般的な概念である。もしこれが生物学に適用可能であれば、生物の進化を説明することは極めて容易になる。

>歴史的に見ると「生殖細胞への遺伝情報」という考え方は新しいものではない・・C.ダーウィンがすでに「パンゲネシス」と「ゲミュール」という考え方を提唱している、しかし彼はそれを証明することに失敗した。・・それ以後「(もっぱら)偶発的な突然変異による生物の進化」というドグマが生物学の主流になったのである。

>これは検討し論議するに値するのではないか?
 
この仮説、るいネットでも大いに注目し、議論するに値すると思います。
 
 
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