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私権原理から共認原理への大転換
260805 4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
 
岡田淳三郎 ( 70代 大阪 経営 ) 12/01/24 AM00 【印刷用へ
しかし、本能回帰よりももっと重要なのは、共認回帰の潮流である。
人類の意識=脳回路は、哺乳類(原モグラ)時代に形成された本能の上に、サル時代に形成された共認機能が塗り重ねられ、その上に人類固有の観念機能が塗り重ねられて成り立っている。
その中でも、とりわけ重要なのは、霊長類に固有の共認機能である。これは、周り(同類)の期待に応えることによって充足(安心や喜び)を得る回路(おそらくミラーニューロンとエンドルフィンを主体とする回路)で、サル・人類は、この周りの期待に応える充足=期応充足を最大の活力源にしている。そして、この期応充足を母胎にして、皆で状況を共認し、課題を共認し、役割や規範を共認することによって(=各々の意識をその共認内容に収束させることによって)意識を統合=秩序化し、集団を統合=秩序化し、社会を統合=秩序化してきた。

過去5000年に亙って人類を封じ込めてきた私権の強制圧力の衰弱とは、この人類本来の共認充足と共認統合の実現可能性が開かれたことを意味する。人々の深層意識は、当然、開かれた可能性に向かって先端収束し、共認収束の大潮流を形成してゆく。

この私権収束から共認収束への大転換こそ、今回の大転換の本質であり、この大転換こそ金貸し支配を含む現実世界の力の構造を根底から解体し、新しい共認社会を実現してゆく最大の実現基盤に他ならない。

この共認収束の大潮流は、’70年代の仲間収束を皮切りに、’80年代には(私権追求に代わる)やりがい志向を顕在化させ、’90年代半ばには自我発の性欲を衰弱させて一気にセックスレスを蔓延させたが、’02年になると課題収束の潮流を顕現させて遂に遊び第一の価値観を終焉させた。現代の学生は、遊び第一の価値観に染まって遊び呆けていた旧世代には信じ難いことだが、実に真面目に授業やバイト仕事に収束している。

中でも、’02年に生起した課題収束の潮流は、画期的な転換点だと考えられる。これは、’70年以来の期応収束が、「周りの期待に応えるためには、期待課題に収束する必要がある」という形で、第二ステージに上昇してきたことを示しており、その次の「期待に応え、答えを出せるようになるためには、理論が必要になる」という第三ステージ=理論収束への上昇を予感させるものである。
 
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