>事実、豊かになればなるほど少子化は進んでいる98313
BC1世紀末のローマでも、事実、豊かになればなるほど深刻な少子化が進んだようです。
>豊かな文明生活を享受していたローマ人について塩野女史は:
『BC1世紀末のローマでは少子傾向が顕著になったのだ。それまで10人もの子を産み育てるのは珍しくなかった。それがカエサルの時代には2,3人が普通になる。アウグストウス皇帝の時代(BC63-14)になると、結婚さえしない人々が増えた。当時のローマが貧しく、将来に希望がもてなかったのではない。それどころか反対であったのだ。ただ子を産み育てることの他に快適な人生の過ごし方が増えたのである』
と、なんだか現在の日本の状態と同じことを塩野女史が1997年に書いていました。当時の幼児の死亡率を考えると、2,3人の子供ではかなり深刻な少子化傾向にあったと思われます。
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