共認心理学:現代の精神病理
96948 個人課題の眠気を吹っ飛ばす、共認課題の効果
 
佐藤英幸 HP ( 42 新潟 塾長 ) 05/09/07 AM00 【印刷用へ
今日の授業で、子育ての仕事をするために勉強している女子高生と、認識形成をしていたときのことです。

(ホワイトボードに)
自我教育によって命が軽くなっていく。」

自我教育って具体的には何ですか?)
「個性」「やりたいことをやればいい」「人と違う自分探し」
「自由」「個人主義」「現実否定」etc.大体、学校で教わっていることだね。

「命が軽くなれば自殺や殺人が増えます。分かりますか?」

自我教育でない子育ての方法は?)
「主体封鎖、感情封鎖することのない、自我封鎖。それは共認原理。」

共認による社会統合について話し出すと、みんな目が輝きだす。
ちょっと難しいからこれくらいにしておこうか、などと私が言おうものなら、そんなことないですよ、あー覚えておきたいことばかり!と、子育ての仕事を目指す人でない生徒たちまで。

「高校卒業したら、先生が参加している社会統合サイトにおいで。そこでは経済学、心理学もやっているからね。幅広い認識が形成できるんだよ。」と言うと、

経済学志望の男子から、「ノーベル賞学者によるヘッジファンドが何故90年代末期に失敗したのか、自分は、『心理学』を取り入れてなかったからと聞いたのですが。」と飛び火した。

「君は経済学をやりたいのだったね。よく勉強しているね。正確には、自我心理学ではなくて共認心理学を知らなかったということだろう。武力による闘争ではなく、その抜け道として共生取引をはかるために市場原理があるのではないか、と考えてごらん。」

教育だけではなく、経済までもが、自我ではダメであること、目先ではダメであることが、理解できたようだった。

こういう社会統合の話が必ずしも受験の役に立つとは限らないから、今はちょっと受験に集中したいって言う人がいたら、曜日を変更して通っても良いんだよと、全生徒に一声かけたところ、

「そうしよっかなぁー。でもそれではつまんないし。やっぱ、このままで良いです。」という答えでした。そしてその答えが出てきた後は、受験勉強に集中します。(年上の子たちが集中すると下の子たちも集中する!)例えて言えば、眠気を吹っ飛ばすような効果があります。

集まった人々によって、現実課題と共認課題のバランスをとり、最も効果的な場作りをすることの難しさと楽しさ。これもまた共認充足の醍醐味ではないかとかみしめている今日この頃です。
 
List
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_96948
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp