市場は環境を守れない、社会を統合できない
96812 市場では統合課題は評価されない
 
石川笑美 ( 30代 静岡 デザイナー ) 05/09/04 AM09 【印刷用へ
>この不等価性は、環境や人間の健康に配慮して行われた生産労働もそれらを容赦なく破壊しながら、一切それに対するコストも道義的責任も引き受けないで行われる生産活動も、市場メカニズムでは、完全に両者の質を捨象して、強引に等式化する形で現れる。(25591

今話題の郵政民営化にしても、(25591)で言われている市場のメカニズムの中では質は捨象して価格というものでしか評価されないって事にしても、リスクに対する統合課題がお金で評価されないってことでは同じではないかと感じました。

リスクに対する統合課題がお金で評価されないから、
民間の銀行では出張所さえも無い僻地に、国営の郵便局があるって事が社会や安心感の基盤であったとしても、民営化=市場原理では赤字という観点で廃止される事態に陥るだろうし。

商品の価格に廃棄にかかわるリスクの価格が含まれておらず、結果的にそうした廃棄のお金を国に押し付ける形となっていたりします。


民営化することがいい事のように言われてますか、民営化=市場の仕組み安かろう悪かろうの製品が大量に生産されているのが現状です。市場原理では環境を守れないし統合課題にお金を使うという視点が無い限り、市場では統合課題はになえない評価されないって事だと感じます。

しかし、今「国」が統合課題を担うってのもなんとなく限界のようにも感じます。政治家に任せておいてもうまくいくような気がしないし、「民間」で統合課題がお題目じゃなくって担えるとは思えない。

市場では統合課題が評価できないのだから、それに変わる統合課題を評価しお金を払っていく仕組みをみんなで作らなくてはならないのだと感じます。
 
List
  この記事は 25591 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_96812
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp