放送大学の編集している・・・
>砂漠型(ツンドラ、ステップ、砂漠+オアシス、サバンナの4類型がある)と称される風土に進出した遊牧部族は、西アジアにコーカソイド、中央〜東アジアにモンゴロイドがいます。
・・・が分かりやすいVTRを見ました。
場所は東アフリカケニア、トゥルダラの部族です。砂漠型遊牧を今に残す部族だと思います。彼らの婚姻様式の特徴は、婿集団と嫁集団が対立(欲求)関係であることがあげられます。そして自集団の利益を最大限確保しようとしています。とりわけ結婚にあたっては欲求交渉を開始するのです。「嫁を与えた。等価の貢ぎ物を用意しろ」と。
>小集団(小氏族)で移動するという闘争集団ゆえに、男原理の父系集団に移行すると、嫁取りのための婚資(=相当数の家畜)を蓄財することを第一義とする私益集団と化していきます。私益集団から掠奪集団が生まれるのは時間の問題と考えられます。
確かに掠奪集団が生まれそうでした。VTRの中では実に2日間にも渡り交渉を繰り広げていました。嫁集団は、相手の財産を根こそぎ奪い取るような内容を繰り返し欲求します。婿集団は、財産をたくさん持っていないと主張し、極力貢ぎ物を減らそうと努力します。精神力を磨り減らすような交渉が続いて行くのです。当事者である嫁もグッタリ。
VTRでは理由として砂漠という悪環境の中で生き延びる為との説明がされていましたが、本当にそうなんでしょうか?人は共認動物であるし、助け合った方がメリットが大きいことも事実。欲求交渉でエネルギーを磨り減らすくらいなら、生産性のあることをした方が良いと感じます。なんで欲求集団になってしまってのでしょうか? |
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