>現代は、言葉が崩壊し、言葉が捨象されてゆく時代であり、そこでは新しい言葉も弱い力しか持ち得ない。
(25431 四方さん)
最近、昔ほど「言葉の遣い方がなっとらん。」のような話を聞かなくなったような気がします。それも言葉が捨象されているという現象の一つといえるのかもしれないですね。一方で「正しい日本語」だとか「話し方」のような本が結構出版されている。テレビの深夜番組などでも正しい敬語や謙譲語の使い方を扱ったコーナーなどを見たことがある。恥ずかしながら自分も結構間違った日本語を覚えていた。
現代においてはもともとその言葉が出来た時の意味や使われ方とは異なった使い方や意味になっている言葉も沢山ある。と言ってもそれが間違った日本語と言うわけではなく、それも正しい日本語だ。
使い方に関して口うるさく言う人は減っている一方、日本語の使い方、話し方が見直されている一面がある。言葉のあり方がというよりも今の世の中言葉を見直すことでコミュニケーションの再生を図りたいというような潜在的な意識が働いているのかもしれない。正しい言葉遣いが出来るにこしたことはないのだろうが、「本当はそうやって何でも話せるようになりたい、分かち合いたい。」そんな風に思っているのかもしれない。 |
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