細田さん、矢野さん、永田さん、番組の感想ありがとうございます。
亀レスになってしまってすみません。
9月3日深夜の再放送がますます楽しみになってきました。
モンゴロイドについて、参考になりそうな書籍を見つけました。
「モンゴロイドの地球」全5巻 東京大学出版会
@アフリカからの旅だち / 赤澤威編.
A南太平洋との出会い / 大塚柳太郎編.
B日本人のなりたち / 百々幸雄編.
C極北の旅人 / 米倉伸之編.
D最初のアメリカ人 / 大貫良夫編.
特に、第三集「日本人の成り立ち」あたりが参考になりそうですね。
私もまだ読んでいないのですが…
「モンゴロイドの地球@」を斜め読みしてみると、東南アジアのインドシナ半島と島嶼部の間の浅海が大陸化していた<スンダ大陸>というのがモンゴロイドの故郷のようです。
人類の起原がアフリカの大地溝帯だというのは共通するのですが、その後の人類がどうやって地球全体に散らばって行ったのかということに関しては、大きく2つの説があります。
ひとつは原人がアフリカから出てそれぞれの地域で進化して行ったという<多地域進化説>、もうひとつはアフリカの地溝帯で原人・旧人・新人と進化して、それぞれ世界に散って行ったという<アフリカ起原説>です。その中間を取ったような東西二極起原説というのもありますが…
人類化石を研究している人類学者の意見では、東南アジアがモンゴロイドの故郷という説が普遍的で、永田さんも挙げているミトコンドリアDNA解析の方から研究している人は新人アフリカ起原説を採っているようです。
でも、ミトコンドリアDNAによる系統樹はどの程度あてになるんですかね。かなりの仮定のもとに成立しているように思われます。対する、考古学的な推論が科学的裏付けをしにくいことから、なんとなく科学的に見えるDNA解析による結論の方が信憑性があるように感じてしまうだけなのかも…
もう少し読んでみようと思います。 |
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