サル社会を解明しよう
93597 特殊なサル社会を現代社会の観念フィルターを通して見ている
 
高田敦 ( 40 大阪 塾講師 ) 05/06/29 PM10 【印刷用へ
昨年の新聞にニホンザルの群れの話が載っていました。

>大分県にある高崎山のサル山にはボスがいて,群れを統率していると考えられてきた。これは 1954年に京都大学の研究グループが餌付けに成功して観察した結果,ボスを中心にメスが取り巻き,その外周にオスたちがいるという図式を発表した事による。それ以来,サル社会の構造のモデルとして流布していった。しかし、それは既に過去の見方で,20年ほど前から研究者の間では,群れを支配するボスはいないというのが常識になっている。もちろん群れの中には第一順位のオスがいるが,サルたちは群れの中で気ままに暮らして,支配関係はない。<

また、こんな記事もありました。

>札幌市円山動物園では一九九六年ごろに「ボス」の呼び名は使わなくなり、「第一位オス」と呼ぶようになった。東京・上野動物園でも呼び名を変えたことがきっかけ。ボスには、サル山のてっぺんでメスに囲まれて子沢山、あるいは敵が来たら真っ先に戦うなどのイメージが付きまとう。だがこれらは誤った認識と徐々に分かったからだ。<

さらに、こんな記事もありました。

>メスザルの支持がオスザルの優位の背景となる事実をあきらかにしました。<

このように見てみると、サル学を歴史的に捉える視点なしに餌付けに成功したサル社会を一般論にしているところ。何よりも、現代における人間社会の固定観念で特殊地域のサル社会を観察し,その構造を歪めていることが分かります。
 
List
  この記事は 1811 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_93597
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp