>この様に、共認回路は必然的にその副産物として自我回路を形成して終います。但し、必然的と云っても、夫々の回路の伝達物質は異なるので、自我回路(ドーパミン)を刺激しなければ、純粋な期待・応合(エンドルフィン)に基づく雌雄充足共認や親和共認や役割共認の回路が作動します<(2239)
共認回路と自我回路の成立過程や相互の構造がこのように分かってくると、現実に人と接する時の行動方針も割りと明確に成ってきます。
例えば上記の投稿の内容が理解できていると、普段自我が強そうな人と接する時でも、その自我を出させず、上手く前向きな発言に結び付けてゆくことが出来そうです。
具体的には、相手がしょっちゅう自我発言をするような人であっても、もちろんその中にはまともなことだって言ってるし、やってることにも評価に値する部分は当然あるわけです。ですから何か現状の成果ではなくさらに上を向いて追求させたい時は、まず現段階までの成果は成果として(100点でないからと否定するのではなく)評価し充足を与え、その上でさらにもっと追求する様に言えば相手も”聞く耳”を持ってくれます。
些細な事例ですが、このように”自我"というものの構造を理解していると、対応の仕方も分かるというものです。
対象分析=構造化が必要だというのはこういうことではないかと思います。 |
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