<精神障害とは
心の病気は精神障害とも言われます。英語のmental disorder の訳からこう呼ばれます。mental=心の・精神の disorder=障害。
ところがdisorderは(固定した印象を与える)障害というより(その時の)不調・不具合としたほうがぴったりな感じがします。すなわち欧米では心の病気は精神障害というより精神的不調というような感じでとらえられています。
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「統合失調症」も120人に1人くらいかかるごく普通の病気といわれています。医者にかかっていない予備軍も含めるとその10倍はいると思っても間違いはないと思います。従来精神病といわれた病気も、現代では脳内の神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン)の乱れというメカニズムで説明できる。だから脳の働きの不具合だから薬物療法で直すという考え方がででくるのだと思います。
でもそれは根本的解決には至らないのではないでしょうか。それどころか直った気がするという錯覚に陥るという意味では全く逆の効果になるのではないかと思います。
<概ねは共認しながら自分に対する評価だけは捨象するというのは、何とも都合の良い身勝手な回路ですが、この様に自分だけを特別化→絶対化しようとする意識であるからこそ、後に、人類によってそれは「自我」と呼ばれるようになったのでしょう。
<2662 自我の源泉は、共認の部分否定にある
脳(心)の問題はもともと自我回路が生み出した自我にとって引き起こされたものです。元々の期待に応える充足や役割充足の欠乏をどうするかというところに立ち戻るべきだと思います。
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