次代の活力源は?
92773 身近な答えの供給者を目指す
 
足立晴彦 ( 46 大阪 塾講師 ) 05/06/16 AM11 【印刷用へ
決められた時間に遅れたり、与えられた課題のすっぽかしを平気で繰り返している若者がいた。彼と話をしていると、驚かされることの連続であった。

まず時間に遅れることに対する罪悪感がほとんど無いのである。自分が遅れたら、残った課題は明日にでもやればいい。それしか思い浮かばないのである。周囲の上司や同僚に余計な心配をかけたとか、優先課題は肩代わりしてもらい、その分その人の本来の課題がこなせず迷惑をかけたとか、そこまで全然気が回らないのである。

しかしそれを具体的に事例をあげ分かりやすく、説明をすると難なく理解できるのである。そして心から納得し、晴れ晴れとした顔つきになるのである。要は今までに、誰もじっくりと「遅刻してはいけないのはなんで?」を説明していなかったから、気づかなかっただけなのである。

またその若者は遅れた際に、口で謝るだけでなく、頭を下げるという動作を同時にするということをも、今まで知らなかったらしい。

他にも自分が仲間と感じていないから、周りのみんなも自分を仲間と思っていないと決め付けていた・・・他にも驚くようなことが次々に出てきた。

これらの話を聞いて、こんなことも知らない、出来ないからダメで否定してしまうのは簡単だが、それでは当然何の解決策にもならない。色々話を聞いてみると、彼だけでなく、これは最近の若者にはよくある傾向で、彼だけが特別なわけではないらしい。

このような身近な「なんで?」を話す時には、時間をかけ丁寧に噛み砕いて具体的に説明していくことにしている。時にはひとつのことに2〜3時間かかることすらある。

今まで答えを出すというのは、認識力がズバ抜けてある、一部の特定の人のみできること。答えとは誰もが気づかなかった中身を提示する、高度な未明課題であるかのように思い込んでいた。

自分が当たり前と思うことでも、身近な「なんで?」を根気よく丁寧に具体的に説明すること、これも立派な答えを出すことである。

これからも身近な答えの供給者を目指し、身の回りから活力上昇の輪を広めていきたい。
 
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