原始時代:精霊信仰
本能すら役に立たない、どうしようもないような外圧。
本源集団を有している。
どうにかして!という仲間みんなの期待を受けて、逃げずにトコトン自然を対象化し(同化し)、感謝した。
古代:古代宗教
原始人類ほどの外圧ではなく、本能は作動している。
同類闘争が勃発した際、本能(序列)原理で統合。
本源集団は解体され、各々が私権存在に。
でも共認充足なしには人間は生きていけない。
そこから生み出される矛盾、共認非充足に、なんとか頭の中だけでもと充足を求めた結果、現実と遊離した宗教に収束していった。
古代宗教が生まれた背景を、精霊信仰時と比べながら読んだら、幻想にすがるしかない当時の人々の意識が良く分かる。
でも、分かれば分かるほど(だからこそ!)、現代における宗教(争いのモトでしかない?)とか、ましてやポッと出でては消える新興宗教の存在が、何の必要性があるのかと問いたくなる。
いたずらに私たちの不全・不安を利用し、「現実否定のパラダイム」に閉じ込めるその思考パラダイムは、犯罪的だと思う。
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