子育てをどうする?
91324 「日本の伝統的な子育て」を読んで
 
森政子 ( 30代 愛媛 広報 ) 05/05/23 PM11 【印刷用へ
 斎藤さんの、昔の日本の子育ての紹介を読んで、衝撃を受けました。現在と比べればはるかに劣悪な環境下での子育てであるけれど、子供は真っ当に育っていったのは何故なのか?私も考えてみました。

 そもそも、昔の子育てとは、集団をどうやって維持していくか?という共同体みんなの共通課題の中の一部でした。だから、集団を維持するための闘争課題(労働)を担いながらできる「子育て」であり、言葉は変ですが、「闘争のための子育て」であるように思います。

 翻って現代の子育てはというと、まさに「子供のための子育て」。子供が健全に育つためには何をさせればいいのか?何を食べさせればいいのか?などなど、細々した所まで子供のことを考えて、子供のためにせっせと大人が動いています。一見、こっちの方が子供のために良さそうなのに、それでは失敗するということは、日々起きる悲惨な事件を見れば明らかです。

 「子供のための子育て」では破綻するということは、母親が何らかの外圧⇒課題がある集団に属し、その圧力を受けることで、初めて子育ても真っ当な課題となり、活力が湧くということを意味しているのではないでしょうか。ただひたすら子供を見つめていても答えは出てこない。育てる人たちがまず大きな課題に向かい、その中で子育てをどうするかと考えることが、真っ当な子育てにつながるのではないかと思います。

 子供を産んだお母さんは、ことさらに意識しなくても、子供第一になるように本能的にセットされているはずです。だから、その意識が子供だけに向いてしまうのは、共認動物である人類にとって、異常な事態なのではないでしょうか。一人の男に私だけを見て!っていうストーカーな女の子より、友達もたくさんいて一人の人に縛られずにみんなと楽しめる女の子の方が、本人も周りの人もイキイキ楽しそうにしているのと、何か共通点があるような気がしました。
 
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