先日、20代後半の女の人と、どうやったら男女関係がうまくいくのかという話になった。男は女の人から期待されて、その期待に応えることが一番の活力、と言うと、逆にあまり期待すると重たく感じちゃうんじゃない?と返ってきた。
わがままや損得勘定抜きで、素直に女の人としての期待として受け止められれば、男は答えてあげたいと思うんだよ、というと、そうなんだぁー、と頷いていた。ごく当たり前なことを言ったつもりだが、その子の反応にこっちが驚いたぐらいだった。
>不安は自我を生み、自我は己を守ろう(正当化しよう)とし、己を守ろうとする自我は警戒心(他者否定)を生み出します。
期待して嫌われたら自分がつらい、でも彼との関係をなんとか持ちたいと思うから、自分をなんとか良く見せようとして駆け引きをやり始めるから、疲れるし、関係を持つことができても、常に自分を良く見せなければと思うことから、セックスしても充足しないという負のループに嵌っていく。
>性行為における<充足>の欠如が、多くの性問題の根底に潜んでいることを意識すると、これまで見えなかったことが、色々見えてくるはずです。何故、<性充足>が欠如してしまったか、それを考えることが、今必要なのではないかと思いす。10786 「性充足は何処へ行った?」
ここで重要なのは、どちらにしても心底には充足期待があるということです。じゃーどうしたらお互いに一番充足できるかを考えてみる必要があると思います。自分が充足するには、相手がその充足期待に応えたいと先ず思えること。その為には、相手が何を期待しているのかを掴み、その期待に応えること。正に、相手の期待に応えることと、相手に期待することは表裏一体であること、この充足=活力源の構造を掴むことが重要ではないかと思いました。実現論1_4_05
また、わがままや損得勘定抜きの素直な期待っていうのは、一個人の期待だと取り引きになり易いが、その時代潮流に乗ったみんなの期待や評価が感じられるものに近ければ近いほど、男女の引力や活力を上げていく中身となるのだと思います。 |
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