次代の活力源は?
90627 「個人と自我」について
 
あずみ ( 50歳代 大阪 ) 05/05/13 PM01 【印刷用へ
>ところで、最近の言い逃れの様な「相手の尊重」という個人主義の言い分ですが、いったい大切なのは自分なのでしょうか?相手なのでしょうか?それとも自分と相手がイコールの比重を持つのでしょうか?もし、自分と相手がイコールの比重を持つとすれば、その主体はもはや自我では在り得ず、(当然、個人という観念も消えて)全く新しい概念が必要になりますが、それは何なのでしょうか?(972)

最近の大学生〜中学生くらいの年代の若者の会話を聞いていると、どうも「自分」と「相手」という境界が私たちの年代ほどはっきり線引きしていないように見えます。そんなことを仲間と話していると、「でもプライバシーの侵害や!」などの発言は時々するそうです。たぶん、「個性の尊重」などが、公教育の場でもある程度云われているのだろうと思います。しかしそれは彼らの観念のなかでのみ存在しており、実際は相手と自分を同一視する・同一視したい、といった気持ちがうかがえるように思います。

そもそも自分と相手の比重を1:1なり2:1なりと考える発想は彼らにはまったくなさそうです。日常生じるちょっとしたできごとくらいなら、その人間の生い立ちや性格によって、相手への思いやりの多寡といった行動パターンの差はあるかもしれません。
しかし個人では立ち向かえないほどの、生存を直撃する大きな危機に出会ったときには、まずそこにいる集団としてどう行動するか、といったことが一人一人のとっさの判断としても働くのではないか、と思います。

最近の出来事としては、JR福知山線の脱線事故の際、救助に駆けつけた近所の町工場の人達の例がそうかもしれません。あるいは兵庫・淡路の大震災のときにも、少ない食料や車を融通しあってしのいだ経験は、当日たまたまその場にいたものとして経験しています。いずれの例も、そこに自分と他者を比較較衡して判断する発想などはありません。
動物の中にも、たとえば北米に生息するジャコウウシなどは、オオカミの群れに襲われると円陣を組んで群れ全体として危機に対応するそうです。

そう考えると、人間が社会的存在である以上、自分が属する社会集団の一員としてどう行動するかといった視点が、本来、各人に内在しているように思いますがいかがでしょうか。
 
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