学者とマスコミはグルで頭脳支配
89768 あるNPO合同大会に参加した実感
 
八代至誠 ( 44 東京 建築士 ) 05/04/29 PM10 【印刷用へ
>もともとこの社会(市場社会)は、近代思想(恋愛・自由・個人・人権etc)に導かれて成長してきた。その同じ思想に立脚して、体制を転換させることなど出来る訳がない。にも拘らず、(新しい思想を構築しようとはしないで)「運動」を存続させようとすれば、身近で具体的な運動目標を結集軸にするしかなく、(もともとが体制と同じ思想に立脚しているので)身近な運動目標に埋没すればするほど体制に絡め取られて、体制の補完物になってゆく。(9050)

確かに、先日、私が、年に一回行われるかなり大きなNPOの合同大会に参加しましたが、その中でも代表のパネラーは、自らの運動の正当性と今後いかにして、存続していく事が必要であるかを声を大にしていました。

しかしながら、よくよく考えてみると、そもそもNPOは共通理念に基づく市民の自主的参加組織であり、故に自主性・任意性の面で提供するサービスが不安定・非継続的になるおそれがあることは否めないし、仮にリーダーが欠けたり個人的な対立などが起こったような場合、活動の停止や停滞といったことが起こりうると考えられます。

また、NPOで想定される市民像は、「自由と責任をわきまえ、合理的判断に基づいて行動する自律的市民」とはされてはいますが、(これは、まさに近代思想そのものなのだが)実態は、旧来の要求型市民という特性も併せ持つ場面も否定できず、行政により「自己責任」を一方的に強調し、行政責任をあいまいにしたり、行政の補助組織となってしまう場合もあるでしょう。

そして、NPOは構成員が市民であり、また市民公益活動を行っていることから民主的な組織ともいえますが、共通の価値観で結びついていることから、異質のものを排除したり、一方的な強い指導者がいる場合、彼の発言で行動方針が決まってしまう。これだとなんのための組織であるか全く分からなくなってしまう。

どうも、先に述べた合同大会やこれらの事を考えるに、NPO の活動の発端は個人から発信された側面がかなり強く、またこの時のテーマであった「一つのNPOが、孤立するのではなく、NPO同士が今後、繋がっていくことが、いかに重要であるか」を述べてはいても、では具体的にどのようにやっていくのかについては、まるで答えが出せずに、最後は、かけ声で終わってしまったのも当然の帰結であると考えます。
自分発である活動実態、そして旧観念によって導き出された運動、そして最後には、行政や既存の体制に絡め取られてしまう有り様。まさに、地に足がついていないちんけな運動といって当たり前といえるではないでしょうか?

 
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