共認心理学:現代の精神病理
89730 「みんな、充たしあいたいんだよ」
 
中瀬由貴 ( 23 神奈川 会社員 ) 05/04/29 AM00 【印刷用へ
「食べ物が異物(虫や物)に見える」そう言う女の子がいた。みるみる痩せていった。痩せていったキッカケは、好きな男の子の「痩せてる子がイイ」こんな一言だったという。その子は入院後、また学校に来れるようになったけど、また痩せていった。
「可愛くなりたい」よくこんな風に言っていた女の子もとっても細くなっていった。彼女達はいわゆる、「拒食症」。

周りにとっては、それは授業中に突然起こる。とっても苦しそうに床に倒れこむ。いわゆる、「過呼吸」。

どの女の子達も、一緒に高校を卒業する事は出来なかった。

ずーっと空いているその子の席を見ては、「学校に来れるようになるといいな…」「一緒に過ごしたいな…」って思ってた。「何とかしたい」と思う一方で、本人を目の前にしたら、どうしていいか分からなかった。そして、心の片隅では、「“病気”だから…」って思ってた。

なんでや劇場で以下のようなことを知った。

私達が育った場は、闘争と生殖が分断した密室家庭である事。
私権が衰弱し、母親が唯一の同化対象になってしまった事。
母親からの親和欠損と過期待・無期待が私達の心理に影響している事。
旧観念が価値意識を固定し、状況認識にフタをしている事。

何よりも、収束先が見つからないという、社会の大転換期であるということ。

そして、期待と応合のやり取りによって充足を得る共認回路を誰もが持っていること。

まずは、これらの事実をしっかり認識することから始めようって思いました。
「何をどうしたらいいか分からない」という不安を捨象し、「充たしあいたい」という期待を封鎖してきた。
みんな不安だったし、みんな充たし合いたかった。ホントはみんな一緒だった。

もう、高校時代には戻れない。けど、これから出会う、拒食になったりするような自己攻撃型の子にはこう言ってあげたいな。
「みんな、充たしあいたいんだよ」って。
 
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2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
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6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
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