>性幻想を高める為の毛織物やレースをはじめとして、私権圧力下の解脱回路(主にドーパミン回路)が生み出す快美幻想がはびこり、生活全般に亙って快美(快適さや便利さ)を求める快美欠乏が上昇してゆくにつれて、その幻想共認が作り出す価格格差をテコとする市場はどんどん繁殖してゆく。
そして次には、その生産効率を上げる為の科学技術が発達してゆき、市場の拡大競争が生み出した侵略戦争→軍備強化への期待圧力が、その科学技術を更に大きく発展させてゆく。
この科学技術の発達による快美充足の可能性(快適さ利便さ)の実現こそ、中後期の市場拡大の原動力である。 30709
科学技術の発達の要因に戦争があるのはよくいわれていることだけでも、
その根底には快美幻想の共認があるというのはなるほどと思うところが多い。
一言で戦争といっても、古代、中世の純粋な泡張り争いから仕方なく起こる戦争と、近代以降の快美欠乏を母体とする戦争はまるで違う。古代、中世は縄張りを一定確保できたならそこで戦争は終結するが、快美を得ようとする場合は終着点が無い。
戦争が無くならない理由の一つの側面が見えてきたような気がします。
加えて言うなら、快美幻想はしょせん代償充足に他ならず、根っこには共認不全があります。
共認不全が強まる→快美幻想を生み出す→幻想共認ができる→科学技術の発達+戦争
という構造が近代以降の構造。
極論かもしれませんが、根っこの共認不全がなくならなければ、快美幻想発の大量消費や戦争はなくならないのかもしれないと感じた。新しい市場のとは快美幻想からの脱却であり、ばらばらの個人等によって生み出される根っこの共認欠乏に応えるものであることは間違い無さそうです。 |
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