生物の起源と歴史
87114 雌雄分化とこれからの社会
 
鈴木隆史 ( 40 大阪 造園設計 ) 05/03/10 PM07 【印刷用へ

>1.接合(生死シャッフル)
2.体外受精(外圧・外敵闘争)
3.体内受精(精子間闘争)
4.性闘争(個体間闘争)
5.共認闘争(集団・種間闘争)<

魚類までは、性システムにおける淘汰圧として自然外圧が作動していたが、それ以降の生物は体内受精、つまり体内に「海」を取り込んだために、自然外圧を直接、性の淘汰圧として機能させることはできなくなる。

以降、生物は性の淘汰圧(システム)を自ら作り出し、それを加圧する方向で進化している。その事実は、今後の社会を考える上で重要なヒントとなる。

哺乳類の段階で、「性闘争」という強者選択システムを淘汰圧としたが、「性闘争」は生存圧力と直結しており、その闘争圧力(=活力)は市場時代の人類に至るまで機能していた。ところが、'70年、貧困の消滅を以って性闘争(=性の淘汰圧)は機能不全を起こした。おそらく、性の淘汰圧が機能しなくなるということは、そのまま滅亡に直結するくらいの大きなことに違いない。

> サル→人類が共認機能観念機能を武器に進化してきた動物であり、その生存と進化の前提条件の一つであった物的生存圧力(自然圧力と外敵圧力)⇒物的生存(≒生産)課題をほぼ克服し得たのだとすれば、少なくとも動物的な生存圧力はもはや主要な活力源たり得ず、従って物的生産はもはや第一義課題たり得ないとしたら、残るのは同類圧力の活力源しかない。<(実現論4_1_08

共認動物である人類にとっては、いわば性の淘汰圧のデザインが、イコール社会のデザインといっても良い。生存圧力の低下した現在、性システムにおける淘汰圧(=活力)をどう作り出し、現在の閉塞をどう破し活力を再生していくのか。そうしたテーマについても、進化史は重要な指針となる。

それこそが、「るいネット」で進化史を考える視点であり、そうしてはじめて、個人的課題に封じ込められていた「性」は、「社会」という位相で考えるべきものとなるのだろう。



 
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