国家の支配構造と私権原理
86953 支配階級に残された、序列の転覆可能性?
 
藤岡聖子 ( 32 大阪 教育 ) 05/03/07 PM11 【印刷用へ
>それは、序列共認そのものが自我エネルギーを内蔵しているという点からも云えます。真猿やチンパンジーどころか「理性を獲得した」「文明時代」の人類においてさえ、いかに序列規範を強化しても、転覆の可能性が現実にあれば、たいてい宮廷闘争(権力闘争)が発現しています。だからこそ=転覆可能性を封鎖する為にこそ、「文明人」は世襲の身分規範を考え出したのです。しかし、それでもなお身分規範に全面的に収束した(自我の発現しない)忠臣や義士の様な人物は稀で、あちこちでお家騒動が起きていたことは皆さんご存知の通りです。(2745)


世襲の身分制度を導入しても、(例えば日本なら)公家や武士などには役職があり、(あわよくば)出世もありうる。お飾りの「将軍」や「帝」を立てて、裏から操るなんてのも、よく聞く話。いわゆるお家騒動ってヤツ。
これは、序列が自我エネルギーを内蔵しているために、転覆可能性のまったくない、完璧な序列を共認させることが出来なかったので、ちょっとだけ残した抜け道のようなもの、ということだろうか?転覆可能性がわずかでもあれば、その抜け道目指して一気に自我が強化され、発現するということ?

圧倒的多数の農民には、転覆可能性はもちろんまったくない。
しかし、数では多数を占める民衆の支配は、ただひとりの「支配者」では成しえず、「支配階級」を必要とした。そのため、支配階級の内部においては、若干の転覆可能性を残した序列で、なんとか丸く治めるしかなかった、ということだろうか?

そもそも序列そのものが、転覆可能性が残っていないと機能しない統合形態なのだろうか?
もしそうならば、序列統合は、常に支配者が入れ替わり、かつ私権闘争が繰り返し起こる可能性のある、はじめから矛盾を孕んだ統合様式ということになる…。

疑問がいろいろ浮かんできました。
 
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