日本人の起源(縄文・弥生・大和)
86013 金融経済の行き詰まり
 
岩井裕介 ( 33 山口 再開発プランナー ) 05/02/20 AM10 【印刷用へ
※日本経済新聞 2005.01.29より
金融機関の破たんなどバブル崩壊後の金融危機に対応するために投入した公的資金の総額が35兆8000億円に上ることがわかった。預金の全額保護に必要な破たん処理費用が膨らんだほか、銀行の資本増強にも12兆円以上を投入。うち8兆円余りを回収したものの、10兆円超の損失が確定した。
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バブル崩壊後、日本の金融機関は多額の「不良債権」に苦しめられてきたといわれる。そして、不良債権処理、破たん銀行の救済、預金保護、金融危機回避etc といった名目で度々、公的資金が投入されてきた。

不良債権さえ処理してしまえば金融機関は健全経営に戻る、かのようにずっと言われ続けているのだが、実はもっと大きな要因があるのだと思う。

おそらく、今の世の中には既に金が余っている、だから金貸しを業とする金融機関はうまくいかなくなった、ということではないかと思う。

金融機関の役割は、お金を余っているところから集め、足りないところに融通するところにある。高度経済成長期には、銀行が企業の設備投資を支え、拡大成長を後押しした。また貸したお金は大きな利潤を得て戻ってきた。

しかし、物的需要が衰弱し、かつ(マクロには)金余りとなっている現在、企業も個人も、そもそもそんなにお金を借りる必要がない。実際、現在の金融機関は有効な融資先が見つからず、資金を目減りさせずにちょっとでも増やせる運用先はないかと四苦八苦している状態だ。


> 共認経済学においては、お金や物は二義的存在であり、お金はあくまでも人間の活動を円滑に進めるための潤滑油の役割でしかなくなる。従って経済学の役割も、潤滑油がうまく行き渡るように制御することが目的であり、お金を増やすことやGDPの拡大は目標でも目的でもなくなる。(78729)

無駄な公的資金には憤りを感じるが、いまさら失政を嘆いてもはじまらない。生産消費活動を通じて人々の活力を再生していく、新しい経済のあり方、お金の融通のあり方を考え出さなくてはならないのだと思う。

 
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