私権社会の婚姻制
85209 性闘争勝利の証としての性的商品価値
 
雪竹恭一 ( 38 大阪府 営業 ) 05/02/05 PM11 【印刷用へ
通常、商品価値と言うと、商品そのものに価値があり、そのモノの持っている使用価値とか実質価値によって価値が決まると思われがちですが、実際は、そんなことはなく、むしろ、どれだけの値段で交換できるか?そのモノを所有すること自体にどれだけの価値があるか?といった、交換価値、所有価値によって価値は決まるというのが、実態的な市場の価格メカニズムになっています。

例えば、宝石などが代表例ですが、そんなものを持っていても、実質的には何の使用価値もないにも拘わらず、えらく高価で取引されるのは、それを所有すること自体に価値があり、市場で交換すれば、金になるという交換価値を持っているからです。

そして、滅多なことでは手に入らない希少なモノであるというような評判・評価が共認されればされるほど、所有価値は上がり、交換価値も上がることになります。言い換えれば、実質価値はたいしたことなくても、幻想価値を信じ込ませることができれば、幻想価値によって、商品価値は上がる(従って価格差のウマミも増す)ということになります。

そこで、大事な点は、そのような幻想価値の共認によって成立した商品は、値段が高ければ高いほど、価値がある(ように思われてしまう)という点です。

このような、商品価値の一般法則をもとに、性的商品価値を考えてみると、「滅多なことでは手に入らない」、「金のかかる女」ほど、独占所有することに価値があるように思われ、男にとってはステータスになるということになります。「いい女だから商品価値が高い」のではなく、「幻想価値が高く商品価値の高い女だからいい女」であるように思われ、みんなの憧れの的になるというわけです。

今から思えば、私権時代の男達は、なんて馬鹿げたことをやってきたのだろうと思ってしまうのですが、商品価値の高い女をモノにすることが、性闘争勝利の証であり、男としての存在証明であったからこそ、女の性的商品価値が暴騰し、資本主義はバブル化していったのだと思います。

 
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