恋愛って、何?結婚って、何?
85101 物的充足では共認充足は充たされない
 
田中健太郎 ( 33 東京 都市計画 ) 05/02/03 PM10 【印刷用へ
私権闘争の圧力で満たされた社会では、人為的な私権の強制圧力とそれに基づく共認圧力によって、「私権だけが絶対的に必要」(従って、何にたいしても必要か否かの判断は一切無用)という極めていびつな状態が作り出されてきた。(33995)

確かに私権の確保だけが適応の選択肢であれば、必要か否かの思考は介在する余地がない。あったとしても、『自分に必要か否か』の判断でしかなく、すなわち私権の確保に直結するか否かに還元されてしまう。

また、私権(私益)の充足を満たしうるものは、その背後にある物財の格差と個的充足であり、物的消費を通してしか目的を果たせなかったのだと思う。

>『必要か、必要でないか』という認識は、決定的な一つの答えとなる。この認識が伝播するのに応じて、真っ当な判断の土俵が確立されてゆく。そして、真っ当な土俵が出来さえすれば、そこでの必要判断が物や芸能から認識へと、次第にシフトしてゆくことは、云うまでもない。(33821)

時代は変わって、人々の欠乏の中心は、私権の確保から共認充足へと、さらに確かな拠り所となる答え欠乏が大きな比重を占めてくると、私益充足を充たしうるだけの物的消費は何の可能性にもならず、むしろ共認充足や確かな拠り所を見えなくしていくものでしかなくなってきた。

言い換えれば、充足を得る上で『みんなに必要か否か』の判断が常に必要となり、その地平では私益に直結する消費スタイルは違和感を生じさせてしまうようになっているのだろう。

これからの消費を考える上で、その前提に共認欠乏と答え欠乏があることを考えれば、『みんなに必要か否か』という判断基準を顕在化させることと、その活動に皆が当事者として関われるシステムをどのように実現態として構築するかが重要になってくるのではないだろうか。
 
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