ネットであれこれ調べたが、売春婦の起源は「神殿売春」に由来していると言う意見が多い。
以下、断片的なネット情報の概要をまとめてみたい。
「神殿売春」とは、紀元前3000年前くらいから神殿内の性交によって“神が宿る”ことを目的に行われていた風習で、ほとんど世界中で行なわれていたようである。
キリスト教圏では神殿内に“売春担当”の巫女がいて、客(参拝者?)と性交をしていたらしいが、調べた範囲では金銭の授受はなかったか、あっても当初は第一義ではなかったようだ。(ということは売春ではない?)
現在でもアフリカやインド、オセアニアの未開の地域で行なわれている一方、キリスト教圏では、この風習が風紀の乱れを招くとして、弾圧・規制されていった。
>いったい、聞くところによればあなた達の間に不品行があり、しかも異教人の間にすらないような不品行で、父の妻(であった婦人)を妻にしている者があるほどだというではないか。それなのにあなた達は得意になっているのか。
むしろ悲しんで、その行いをした者をあなた達の中から除こうとはしなかったのか。
現に私としては、体ではそこにいないが、霊では居合わせて、そんなことを仕出かした者に対し、(私自身が)居合わせたかのように、すでに決断を下してしまった。
すなわちあなた達が主イエスの名を呼んで集まったとき、私の霊も主イエスの力を持って一緒にそこにいて、こんな男は、悪魔に引き渡してその肉体を滅ぼさせることにしたのである。
(コリントの信徒への手紙 一、5の1〜5)
この時点で、正式な婚姻関係のあるなしで、正統な相手か、そうでないかが分かれた。
そして規制・弾圧したにもかかわらず現存している後者を“売春婦”と呼び始めたのだと思われる。
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