食糧危機は来るのか?
84544 食糧危機問題の捉え方
 
田中素 HP ( 39 長崎 企画 ) 05/01/24 PM08 【印刷用へ
> 「食糧危機は来るのか?」という問題も、農は市場社会を突き抜けることができるのかなど、市場との関係をもっと追究していった方が面白そうだなと思いました。(84328)

投稿やネットを少し漁ってみて、食糧危機の問題というのは、大きく2段階に分かれているように感じました。

まず、現在の約62億人から2050年には途上国を中心に約93億人(1.5倍)に増えると予測されている世界人口(リンク)を養う食糧生産が可能なのかという問題。その中に、幾つか投稿もある先進国と開発途上国の食糧消費の格差問題(リンクリンク)が包含されるように思います。

次いで、そのような世界的状況の中で、自給率をどうするかetcといった日本国としての食糧危機問題が位置しているようです。

これらはいずれも、市場と切っても切り離せない関係にあります。そもそも、世界人口の急激な爆発と格差問題が生じたのも、とりわけ近代以降、つまり市場拡大と軌を一にしています(リンクリンク)。そして、逆に先進国だけを見れば、日本を筆頭に人口は軒並み少子化傾向に転じています。市場拡大と食糧事情の格差はもちろん、もしかすると市場拡大と人口増加との間にも何らかの相関関係があるのかも知れません。

そうすると、食糧危機問題も国の借金など経済破局の問題と同じように、生存圧力を克服し市場縮小に入った先進国と、数十年遅れて追随しているその他の国、という構図が見えてきます。そのため、この議論も、やはり先進国とりわけ日本が将来の可能性あるモデルを示せるかどうか、そして、後続かつ巨大な勢力となる他国との間で軟着陸が可能かどうか、という2つの視点が必要ではないかと思います。
 
List
  この記事は 84328 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_84544
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
シリーズ「食糧危機は来るのか?」1〜食糧危機問題の捉え方〜 「金貸しは、国家を相手に金を貸す」 11/02/10 AM03
食糧問題の背後にある問題とは!? 「新しい「農」のかたち」 09/10/08 PM10
193420 食糧危機を身近に感じ始めてきた若い世代 littlesky 08/11/28 AM09
【世界同時食糧危機(1) アメリカ頼みの“食”が破綻する】おすすめ! 「にほん民族解放戦線^o^」 08/10/29 PM02
178158 食糧危機は創られている 安藤太地 08/06/02 PM01
178110 誰かに丸投げにしない社会〜食の問題の解決に向けて〜 多田奨 08/06/01 PM07
178034 食糧危機に思う事 マホト 08/05/31 PM10
175860 身近に考えるべき 山田哲也 08/05/07 PM03
175859 農業の魅力と食糧危機 匿名希望 08/05/07 PM03
164504 【図解】食糧危機問題 喜田育樹 07/11/01 AM11
145321 人口問題@〜1秒に2.5人ずつ増えつづける世界人口!!〜 樫村志穂美 07/02/19 AM11
世界の食糧需給の状況ってホントはどうなの? 「新しい「農」のかたち」 06/10/26 PM10
135535 中国の食料事情のもたらす外圧変化 小圷敏文 06/10/26 AM06
124309 事実の共認形成によって、食料自給率を上げられるのでは? 安西伸大 06/06/29 PM11
120236 食糧危機はもはや他人事ではない ゆずの素 06/06/12 PM03
100497 「食糧危機」問題の本質は・・・ 05/11/07 PM02
100447 水の枯渇 岡本誠 05/11/06 AM02
99460 食料危機は本能レベルの問題 馬場康一郎 05/10/20 PM10
98248 日本の食料は、他国の未来にかかっているのでは 山崎許子 05/09/30 PM11
95647 食料問題とは、市場縮小を背景にした先進国発の問題意識 喜田育樹 05/08/06 PM09
93200 食糧危機と市場の中身、根本追求こそ重要 高利 05/06/23 PM02
93185 食糧危機と市場経済は両刃の剣のような。 松下直城 05/06/23 PM01
90773 豊かになって食文化は朽ちる 小林雅志 05/05/15 AM09
88298 食料とエネルギーの未来 橋田和弘 05/04/02 PM11
88285 単純思考で食糧危機を考えると 岸良造 05/04/02 PM10
87866 どんな問題もまず構造を押さえることから 立石裕美 05/03/24 PM10
87863 「飽食のままで良いのか」という問題意識 橋本正雄 05/03/24 PM10
87781 食糧問題は、共認原理による課題再生の問題 麻丘東出 05/03/23 AM09
87406 日本が世界の範となるには、「食」を集団の統合課題として組み込んだ先行事例を示すこと 小圷敏文 05/03/15 PM09
87247 人口増加と食糧問題は一直線ではない 井上誠 05/03/12 PM10
なん劇レポート 破局ってどんなん? NO.2  「☆お気に入り☆」 05/02/25 PM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp