市場は環境を守れない、社会を統合できない
82890 先ずは、市場価格を把握する。
 
中村英起 ( 45 佐賀 会社員 ) 04/12/20 PM09 【印刷用へ
>つまり、生産された商品を使用・消費する人間が、その商品を使用するために負担するコストは、ただ単にそれを購入するために必要な貨幣だけでなく、実際には、それが生産され使用される中で生じる環境破壊、健康破壊のコスト全体を負担させられる。(25591

市場システムは、商品の価格=生産コスト=消費でしか成り立っていないと言うこと即ち私的な交換関係=私的コストでしか成り立っていないことを意味しています。
しかし本来、その商品にかかる全体コストとは、生産コスト=消費だけでなく生産過程における大気汚染や水質汚濁に伴う環境破壊、健康破壊に費やされるコスト及びその商品が廃棄物化した後の処理に費やされるコストを含んでいると言うことです。=社会的コスト

これが、阪本さんが言われる外部不経済の中身です。
しかし市場システムの外には、外部不経済以外に教育・医療と言った外部経済も発生します。

問題は、これら外部不経済なり外部経済が、市場の外にあるという事実だと思います。
市場は、一貫して私的取引にしか関与しません。
環境・健康・教育・医療には関与せず、国(政府)に押し付けていると言う構造です。
逆に、市場システムが、外部経済を取り組んでも成り立ちません。
コストが高すぎて売れなくなります。

確かに環境を配慮した生産システムや廃棄物回収は、生産者責任と言う社会共認に移行しつつありますが、国の補助金や社内基準を満足しているにしか過ぎず、市場メカニズムの範囲で賄われているに過ぎません。環境配慮と言っても政府が示す環境基準を満足しているか否か不透明です。
教育・医療に関して言えばこれも補助金で賄われています。

市場価格とは、単なる私的消費者の欲求に応えているだけで後は社会に押し付けているだけです。
社会統合と言う見方をすれば、単なる商品取引のみならずそこから派生する全てのコスト(環境・健康・教育・医療)とどう関わっていくかと言う課題です。
 
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