生物の起源と歴史
82114 免疫機能を考える
 
山名宏明 ( 37 岐阜 技術者 ) 04/12/05 AM11 【印刷用へ
免疫学上では免疫機能が「自己」「非自己」の認識機能であるとされることが多いですが、結局のところその境界があいまいで「自己とは何?」という哲学的な疑問に行き着いてしまっているのも見受けられます。

医学の進歩による癌の治療や臓器移植にしても、本来であれば患者の自然治癒力(免疫機能)を有効に働かせることが重要だと考えられますが、現在は人間の免疫機能と矛盾した治療となっているのではないでしょうか。

>自然免疫から獲得免疫への塗り重ねは、脳における脳幹(延髄・橋・視床下部・視床)から大脳(基低核・辺縁系・新皮質)への塗り重ねや、C系(アドレナリン作動系)・B系(セロトニン作動系)・A系(ノルアドレナリン作動系、ドーパミン作動系)という神経系の塗り重ねにも通じる点であると思います。だから、実現論で言うところの、本能・共認・観念機能における認識機能も塗り重なっていると考えるべきでしょう。(5481)

生物はそもそも「非自己」を取り込む形で進化しているということは事実です。それは身体の外部環境の認識に照らして体内環境を組み替え(進化させ)てきた結果だとも言えます。

免疫機能について「自己」「非自己」という視点からは異物(非自己)に対してまず排除することが主要となってしまい、根本的な答えは見出せないと思います。「異物」に対して同化できるかどうかという視点に立って考えれば、それは「異物」ではなくそれをどのように認識しているかという追求に向かうことができるのだと思います。
 
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