生物の起源と歴史
81923 力の序列が秩序原理となる仕組みA
 
冨田彰男 ( 41 兵庫 経営管理 ) 04/12/01 PM08 【印刷用へ
しかもオスの性闘争は、メスが安全に出産・育児するための縄張りの確保=縄張り闘争と一体になっています。つまり、メスの方から言えば、「私を手に入れたければ、ちゃんとした縄張り、つまり生活基盤を確保してきなさい」ということです。だから、オスはメスを手に入れるためには、性闘争だけでなく縄張り闘争を闘わなければなりません。

人類の場合もこの縄張り闘争が私権闘争になっただけで、人類の男女・夫婦の関係も、この性闘争・縄張り闘争とそれに基づく本能的な役割分担を踏襲しており、基本構造は全く同じです。

それに、性闘争⇒縄張り闘争の全てが序列原理によって統合されているのも、全く同じで、人類社会の身分制度も、この序列に士農工商とか、社長・部長・課長という名前をつけただけで、性闘争⇒縄張り闘争を力の序列で秩序化し統合するという動物の序列原理と全く同じです。

>『私権闘争は力の序列共認に収束する』というこの原理は、人類の「文明時代」にも顕在化する。文明時代3000年間は、力の序列→身分制が秩序の根幹となり、体制の主軸となっている。また近代においても、『力関係を基盤にした秩序規範』というこの構図は、何ら変わっていない。2240

人類は過去3000年間を文明社会と言ってきましたが、実は過去3000年間は動物的な本能原理の社会にすぎなかったのです。1970年以前の、本能を直撃する生存圧力が働いている時代では、古代も中世も近代も、力の序列によって統合するしかなく、どの国家も例外なく身分社会となるしかなかったという事実が、そのことを証明していると思います。
 
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