今までは以下のように考えていました。
極限時代の初期人類(500万年から200万年前)は、サル時代に獲得した(観念を伴わない)共認機能を強化し、仲間との充足や性充足を得ていた。その充足を基盤に恐れの対象でしかなかった自然に対して交信を試みる中で、観念原回路(精霊信仰)を獲得したと。しかし、
>まずチャネリング回路とは、観念原回路(=精霊信仰)を作った(つないだ)共認充足回路のように思われます。共認(解脱)収束と直立歩行訓練によって形成されたエンドルフィン・トランス回路と、女の極限的不全状況⇒依存⇒充足期待が相まって強力な快感機能=エンドルフィン・エクスタシー回路を発達させ、宇宙と一つに溶け合う感覚を獲得する。ここまで行って初めて恐ろしい自然に対して共認回路が作動し、100%肯定視できる対象=精霊を見たと思われます。(77760)
では異なる理論になっているように思いました。つまり、『観念原回路+共認回路』を獲得できて、チャネリングセックスが可能になった。そしてそれにより、より強力な性充足を得て、畏怖の対象でしかなかった自然(対象世界)を、100l肯定できるようになったということになります。
もう少し考えてみると、サル時代に獲得した共認機能とは、
>不全感を揚棄する為に、相手の課題=期待を自己のそれと重ね合わせ同一視することによって充足を得る回路こそ、(未解明だが、おそらくは快感物質βエンドルフィンを情報伝達物質とする)共感回路の原点である。(実現論1_4_05)
という内容であり、眼前の具体対象としての『相手』を同一視し、充足する回路であり、具体対象とのキンシップで更なる充足を得ることに収束しています。これは、未在の対象(例えば精霊)を頭の中で措定し充足する回路ではありません。
これは、純粋な共認回路の限界と見る事も出来ます。このことは、現在のサルに対しても『誤信念課題』という試験で、未在の他者の気持ちは理解できない、(31117)ということが確認できています。
ここで、500万年から200万年前の初期人類は、サル時代に獲得した共認機能を強化はしたももの、この機能の延長線上では未在の精霊と頭の中で交信することは出来ません。
そうすると、未在の何かと交信できるようになる変化が、この300万年の間に起こっていたと考えられます。かつそれは、極限的な不全状況を緩和していく必要もあります。また、特性としては、個体の境界を越えて何かが伝わり、その対象と同化することが挙げられます。
このような能力を獲得する訓練として、畏怖感を和らげる強力な性充足を得られるチャネリングセックスがあったのではないか?と考えています。その結果、直接対象との具体的接触を超えて(個体境界を越えて)、意識の交信、同化が出来る脳回路が出来上がったのではないでしょうか?
もしそうだとすると、『視覚情報の統合機能が共認機能解明の鍵か?1。(17675) 』に見られるような、脳内シュミレーションで自在に記憶を呼び起こし、実体験と同様の充足を得るという、人間ならではの高度な情報処理は、性充足を伴って実現したということになります。そうすると、
>ならば、みんなを100l肯定するところから観念機能は再生されていくのかなって思いました。(75157)
という内容もスッキリ理解できます。
|
|