先だって、大阪で19歳の若者が餓死したニュースが大々的に取り上げられていました。185cmの身長に対して32キロと小学生並みの体重しかなかったそうです。元々小学校時代からいじめに合い、中学時代は引きこもりで全く登校せぬまま卒業。高校では祖父母のいる沖縄の定時制高校に通ってようやく友人たちともなじむようになったそうです。俳句でも入選して新聞にも載るほどだったそうですが、卒業後大阪の母親の下に戻り再び引きこもりになって4ヶ月で死に至ったとの事。自殺にもいろいろ方法はありますが一説には餓死する方法が最も苦しいとも聞きます。生活苦ではあったそうですがカップラーメンの類すら受け付けなかったとの事。母親は金がかかるから医者には見せなかったとのコメント。
飢えれば餌を必至に探すのが動物の本能。親子のゆがんだ関係が本能を超えて、対象を遮断し活力を奪い死にまで至る事例を目の当たりにして、人類特有の滅亡の姿が見えます。
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