>仲間やみんな(社会)に収束せず(orできず)に、親(の期待)に収束し続ける若者も増えています。対象同一性を失った多くの若者は適応欠乏⇒潜在思念にしたがって仲間⇒みんなへと同化し、対象の獲得を試みるのですが、乳幼児期に親和不全が生じた場合はひたすら母親に同化収束します。(75324)
男にとって、母親は女の理想像であるはずです。女を充足存在と捉える実感のこもった言葉だと思う。男は、社会に自己を成就する存在であるが、女は、自己実現を目指すものではなく慈しみに近い包容の性に富んで居り、これによって男を感化して、共通の課題に共に向かう役割と評価共認を育むでいく存在である。しかし両刃の剣でもありそうです。
男は夫となり父親となる、女は妻となり母親となる。この両者の関係が貧困が消滅して社会と隔絶した自分課題だけの密室世界を形成すれば悲劇である。この密室世界は、子育てにおいて適応障害の原因になり最後は自分たちや社会に凶器となって降りかかってくる。
理想の母親=女は、誰に対しても分け隔てのない、理屈より一途な善悪で諭す親和力と規範があってこそ男は外圧を受けとめる存在になれる。無意識の中にも期待と応望の関係が母親=女との間に満たされているからこそ男は闘える存在になれる。そんな男と女の織り成す関係充足と役割共認によって歴史は作られてきた。けっして、好き嫌いや性的な駆け引きではない男女和合充足を基底にした共通課題でもって社会と繋がっていたからだと思う。
|
|