>男の独占欲は排除できるとお考えですか?
男の人は、性闘争本能からくる囲い込みと闘争による攻撃性と期待回路による要求性が、自我とも極めて結びつきやすい傾向がありそうなので、一朝一夕には難しいかもしれません。
けれど、社会過程・闘争過程における男の人の規範性や信念は非常に強いものがあるので、男の人がオスの性的自我の中心である独占欲から完全に脱却するには、やはり性の社会的役割を軽視せず、性が社会構造の根幹(集団の核)にあるという認識や男と女の役割の共認に基づく深い肯定視(女は太陽etc)さえ出来れば可能だと思います。
ただ心がけとしては、(独占欲・嫉妬心etc何でもそうですが)自我=エゴを超えるには、充足共感・役割共認に基づく肯定感があれば充分です。
「自分だけに優しくして」よりも「みんなに優しい所がいい」を、「自分に構って」よりも「何かに真剣に取り組む所がいい」を、その“いい”をどんどん感じて積み重ねていけばいいだけ。
男でも女でも、そうしてエゴを捨てさって心を開いた状態になればなるほど、人を穏やかで暖かく幸せにします。
しかも、女は、相手にエゴがあったとしても、自分のエゴを捨てることができる(幸せや安心を与える存在に、ホントはいつでもなれる)のです。
そういう存在として肯定されてきたからこそ、エゴを捨てることが容易くなった(=応望回路を発達させてきた)とも言えます。
それが、「女は太陽」「女は菩薩」と言われる所以かもしれません。
日常的な仲間的な肯定視に裏づけされた自我のない相手とのセックス。
これほど豊かな精神世界はありません。
自らエゴを捨てていけば、心の充足を求める男の人の部分も見えてくると思います。 |
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