これからの暮らしはどうなるの?
40997 成功談より社会認識が求められている
 
庄恵三 ( 50代 神奈川 営業 ) 02/09/28 AM11 【印刷用へ
>>従って、少しでも不全を解消してくれそうなor当事者欠乏を充たしてくれそうな新しい認識が与えられれば、喰い付いてくる。だから、話題を不全課題⇒認識課題に持ってゆくのは、簡単である。むしろ、歓迎される。だから、何回か話をして仲良くなるのも、難しくはない。これは、つい一〜二年前まで社会不全や社会認識の話は敬遠されてきたことを思えば、180度の転換であり、人々の意識状況の変換のスピードには驚嘆させられる。>>

2,3の異業種交流会や、NPO活動の勉強会などをたまに覗いて感じるのは、現代社会を覆う、えも知れぬ不全感のもとで、参加者が自分の視野を広げてくれたり、元気さ与えてくれる人を切実に求めているということである。
講師も、自らの工夫で一定の成功を収めた人か、やたら元気な人が人気がある。
参加者には意外に3、40代の女性が多い。
そういうエネルギッシュな講師からは確かに、元気さがもらえ、一定の感動がある。
ただし、そういう会には共通して物足りなさが残る。その元気さの余韻が残る間はなんとなく自分も昂揚した気分になれるが、少し時間が経つと、すぐにまた元の不全感に襲われる。まるで昔の高倉健のやくざ映画を観た後に似ている。
だから、昂揚感が引いてしまうとまた新たな刺激を求め、安くはない会費を払って、そういう会のはしごをすることになる。
そのもの足りなさの訳はここで最近議論されているように、テーマがその講師の属する集団(企業、業界)か、自己の関心領域にとどまり、社会に繋がっていないからであろう。
集まる人々が本当に求めているのは、例えば裸一貫から起業して業界の風雲児となったような成功談ではなく、現代社会を覆う、この言い知れぬ不全感を吹き払ってくれる、混濁した意識状況を統合してくれる社会認識だと思う。
人々が潜在的に求めている答えを提示することにもはや、躊躇はいらないことをそういう会に出るたびに感じる。
 
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41042 人々の勉強意欲を社会認識に向ける 匿名希望 02/09/28 PM11

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