百貨店は今まで経験したことのない「物が売れない」状況であり、ダイエーやジャヤスコ,ヨーカ堂等も売上が激減していくのに対策手立てが打てない。
その中で、「100円ショップ」「ユニクロ」は集客力があるとのことでデパート、GMS(スーパー)は、閉店していく代わりのテナントとして建物内にこれらの集客力のあるテナントを入店させざるえなくなった。
その結果、百貨店は高級品のイメージ、ブランドを売るはずがそれを放棄したような結果になっている。つまり機能的に変わらない商品が100円で買える状況を展示するはめになっている。8000円のジーパンが2000円で売っている!!
安くて良い商品なら消費者はお金を持っていて、購買意欲はまだまだあるのだとの分析である。
確かに現状は「欲しい物はない」という意識と「とても安く買えるので買っていく」のもみ合い状況である。商品の幻想化がどんどん難しくなってきている。しかし市場が向かっている方向は、このまま進み,究極は「誰でも欲しい物が廉価で手に入る世界」になるのだろうか。その時点では、物欲に意味が無くなってしまっているのかも知れない。
実際,現状の日本は既に其れに近い状況にいたっているのかも知れない。物欲は相対的に低下して、労働はお金の獲得が目的でなくなっていている。
日本は先行して、過去の価値観を崩壊させる過程に至っている。いたる所に信じられない事件が毎日発生している。(事件の内容は許されないことが多いが)
これは新たな価値観を模索している状況に至っているのだとプラス側でその変化を理解したい。
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