本能⇒共認機能⇒観念機能
378244 なぜ観念が必要となったか
 
北村浩司 ( 壮年 滋賀 広報 ) 22/06/18 AM02 【印刷用へ
人類は新機能である、一体充足の回路で自然(万物)との一体化を可能にしたが、それだけでことは完結しない。
何故なら本能・共認回路(特に本能回路)は、外圧に対峙し自らを防衛するための回路である。言葉を換えれば一体化を妨げる回路である。従って一体充足回路を作動させるためには、本能・共認回路を凍結or麻痺させなければならない。つまり一体回路と本能・共認回路はそのままでは存在自体が矛盾している。
※同一視充足は不全感=苦痛を麻痺させているだけで、本能機能そのものを麻痺させているわけではない・

また、また一体化した自然(世界)は一体回路から見れば充足対象(プラス対象)であるが、本能回路や共認回路から見れば、適応できない(不整合に満ちた)存在である。従ってそのままでは意識は混濁(分裂)してしまう。
共認回路も同様で、そもそも共認回路は旧回路の中の先端回路であるが、同類を対象化した回路なので同類以外の対象は対象外(把握できない)である。だから、本能回路の判断に基づいて共認内容は形成され、共認回路とも分裂する。

従って意識の再統合のために既存の本能回路、共認回路に代わる新たな対象化(と新たな主体の形成)が不可欠、かつ緊急課題となる。
つまり分裂した回路=主体を再統合することが必要になる。(観念回路はそのために登場した)
再統合のためには具体対象の背後に、かつ一体回路が掴んだエネルギーの塊の中に、「何か」を措定する必要がある。
それは本能と共認機能から見れば、(プラスマイナスを超えた)「超越対象」「畏敬の対象」の措定となる。それが「精霊」(具象の背後にある力・エネルギー)である。
またそれは、共認回路から見た、「期待応合(対話)の対象」ともなる。
この具体事象の背後にあるエネルギーや力=精霊の措定こそ、観念の原型である。
 
List
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_378244
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
観念機能はどうしてうまれたのか??〜不整合を再度統合するため 「共同体社会と人類婚姻史」 22/06/26 AM00
378416 観念回路はどのようにして形成されたか 北村浩司 22/06/24 PM11
378307 架空の価値観に収束したら、人生が貧しく、苦しくなる。 森明幸美 22/06/20 PM08

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、50年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp