現代意識潮流を探る
377507 若者の意識潮流から、これからの社会構造をつかむ
 
寺本圭吾 ( 23 滋賀県 会社員 ) 22/05/19 PM09 【印刷用へ
この社会構造をつかむためには?から若者の意識潮流の追求。
原田曜平さん、著書の「Z世代 若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?」から若者の意識潮流⇒これからの社会構造はどうなるの?へ。
以下、引用(リンク

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ブランド名よりもインスタ映え重視の時代へ
「今よりメディアの選択肢がないので、広告を打ちたい企業のニーズを満たすべく雑誌もたくさん創刊されましたね。グルメブームも巻き起こって、ティラミス、ナタ・デ・ココ、イタ飯などもはやりました。それが、バブル景気が弾けた第2期になると安くていいもの≠ヨと購買意欲が移行していきます。モノは必要最低限、機能性重視の時代になり、無印良品、ユニクロ、100円ショップのダイソーなどが頭角を現します。コンビニも価格が抑えられるプライベートブランド(PB)商品が増え始め、車も高級車から一転、軽自動車が全体の4割を占めるまでになりました」
バブル時代の華々しいヒット商品は影を潜め、原田さんにとっても印象に残るものは特にないという。では第3期はどうか。
「第2期の景気がどん底なら、第3期は実感のないものの、回復期と捉えています。インターネットが普及し、ネットショッピング、SNSも日常化していく第3期は、17年の流行語大賞に輝いたインスタ映え≠ェ象徴するようにカフェ文化が広がっていきます。若者のブランド離れも顕著で、高級ブランドが次々とカフェを運営し始めたのも、ある意味ブランドが若年層に歩み寄っていったとも見てとれます」と分析しつつ、第3期を「小粒なヒット時代」と呼ぶ。
「14、15年のレッドブルなどのエナジードリンクブームや豆乳ブーム、17年ごろから始まったレモンサワーブームなどがありますが、ブームを牽(けん)引した商品は大企業のものばかりではありません。特に若年層のマーケティングの結果では、従来の常識、流行、ブランドにとらわれない、ある種の偏見≠ェなくなっていることが分かりました。有名ブランドじゃないとダメ、日本製じゃないとダメというこだわりは年齢が上がるほど強いのですが、若者にはこれがない。つまり、中小企業でも若者の心をつかむ商品を開発すればヒットしやすい時代であるといえます。バブル期のような大ヒットさえ夢見なければ、まさにチャンスありです」と原田さん。
未来を切り開くのは若年層を狙った商品開発
あの頃の夢をもう一度とばかりに大ヒットを狙おうとすると、人口ボリュームのある世代を追いがちだが、目を向けるべきは「若年層」だと原田さんは強調する。
「国内だけ見れば、少子高齢化でパイは小さいように見えますが、しかし、世界の若者人口(15〜29歳)の60%をアジア圏が占めています。SNSによってボーダーレス化が進む今、バズれば国境を超えて広がるチャンスもあります。拡散のスピードが速いので、このスピード感に対応できるのは大企業よりも中小企業です。先ほどインスタ映えの話をしましたが、インスタ映えする画像を毎日見ている若者たちは審美眼が養われており、ビジュアル重視、主役意識が高い傾向にあります。機能性が良いだけでははやりません。スピードとビジュアル、この二つはこれからの10年の必須条件になっていくと思います」
それにはまず「若者はこういうもの」といった先入観を払拭(ふっしょく)し、マーケティングをしっかり行って、若者たちの実態を把握することが大事だという。
「たとえば若者はコンビニをよく利用するというイメージがあるかもしれませんが、今は50代が主流なんです。なぜなら、コンビニ商品にインスタ映えする商品が少ないから。リサーチ力とPR力は中小企業の弱い点ですが、外部のコンサルを入れてでも強化して、小粒なヒットをコンスタントに狙っていく。それをやるかやらないかで大きな差がつきます」
コロナウイルスのまん延による大恐慌下にある今、今までの定石≠ヘ通用しなくなっている。その状況を踏まえて原田さんは言う。
「25年に団塊の世代が超高齢化するときが、大きなターニングポイントです。過去の40年間は高齢化が進み、固定客をつかめば長期間経営が安泰だったかもしれません。老舗企業には三世代ご贔屓(ひいき)にしてくれた顧客も多いでしょう。しかし、次世代を担う若者を意識した商品開発をせずに、未来があるのかどうか。国内の若者人口はこの40年で約700万人減っていますが、大企業と同じように人口ボリュームのある世代をターゲットにするのではなく、若年層に響く商品開発こそが中小企業の生き残る道です。中小企業の強みを生かして、ぜひともチャンスをつかんでほしいですね」
 
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