世界各国の状況
376255 ロシアのウクライナ侵攻の深層
 
北村浩司 ( 壮年 滋賀 広報 ) 22/03/27 PM10 【印刷用へ
ウクライナ情勢は偏った情報で、非常に真相が見えにくいが、比較的中立的な視点で書かれている記述だと思います。この記事を読むとマスコミ報道とは全く違った姿が見えてくるし、世界情勢を把握するのに大いに参考になる投稿です。
投稿者は投資コンサルグループの代表(エフピーネット代表取締役松島修氏)で、同グループのサイトには他にウクライナ情勢→世界経済情勢について書かれた、興味深い投稿がいくつかある。
※因みにこの投稿リンクは、ロシアのウクライナ侵攻直後の2022年2月28日に掲載されたもの。
以下引用

多くの専門家がロシアのウクライナ侵攻はないと判断していましたが予測が外れました。専門家たちも間違うほど奥深いです。SWIFT排除もロシアと中国の同盟につながる失策になるかもしれません。
今回、多くの専門家たちがロシアのウクライナ侵攻はないだろうと判断していましたが、予測が外れました。
そもそもウクライナ問題は表層部分だけ見ていても分からないと思います。
ウクライナ問題を認識するのが難しいのは次のような要因があるからです。
・プロパガンダが多い・政治的な思惑が多い
・報道が片寄っている
・専門家の意見が片寄っている
・歴史的・宗教的・民族的な問題
・国境問題・防衛問題
・アングラな動き
このように多くの要因が重なるために、白か黒か、善か悪か、一般的な視点である二元論的な思考では理解できません。
また、基本的に日本の報道は米国のコピーのようなものなので、米国のプロパガンダは、そのまま日本でも拡散されます。
今回、報道や議論や経済制裁(SWIFT排除)を見ても的外れが多いように思います。
ロシアやウクライナの専門家ではありませんが、なるべくニュートラルな視点から気になるポイントをいくつか簡単に解説いたします。

〇欧州安全保障協力機構が認めた虐殺
米国(軍産複合体)や、その他いくつかの勢力がロシア(プーチン大統領)を倒すために、長年ウクライナを利用してきました。
今回、EUも戦争を煽っていた感があります。
ウクライナにはロシア人や親ロシアの人たちが大勢住んでいて、言語もウクライナ語とロシア語の両言語が使用されてきました。
一時、ウクライナ政府により、ウクライナ語だけにしようとしたこともあり、ロシア弾圧が根底にあります。
ウクライナ国に居住のロシア人や親ロシアの人たちが大量虐殺され、欧州安全保障協力機構(OSCE)が虐殺だと認定したものでも日本では報道されていません。
一方、ウクライナの視点では1932〜33年、「旧ソ連時代の独裁者スターリンが命じた虐殺」との見方が根強い人為的な飢饉がありました。
豊かな穀倉地帯を有していたウクライナで人為的な大飢饉が深刻化し、約400万人が死亡したといわれています。
ウクライナは想像を絶する飢餓に遭い、反ソ・反共感情が高まりました。
その結果、独ソ戦でヒトラーのドイツ軍が侵攻した時は解放軍として歓迎し、大勢のウクライナ人が兵士に志願しドイツの支配に積極的に加担したほどです。
歴史的に根深いものがあります。
※欧州安全保障協力機構OSCEとは
OSCE(Organization for Security and Co-operation in Europe)は、北米、欧州、中央アジアの57か国が加盟する世界最大の地域安全保障機構。

〇私的な傭兵からスタートした軍隊も
石油ガス、銀行、航空、メディアの企業を営み、総資産ではウクライナ3位の大富豪、15億ドル(約1800億円)を保有するイーゴリ・コロモイスキー氏はウクライナ東部ドニプロペトロウイシク州の知事もやっていました。
複数の国籍、イスラエル国籍・ウクライナ国政・キプロス国籍を持つ反ロシアの人です。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領のスポンサーです。
彼は 巨額の私財を投入し 「アゾフ大隊」という私的な軍隊を持ち、ロシア人や親ロシアの人を虐殺していました。(後にアゾフ連隊に昇格)
アゾフのシンボルはナチスドイツの鍵十字で、本人たちは否定していますが、周りからはネオナチだと認識されています。

〇プーチンが侵攻した理由
プーチン大統領は
「(ウクライナの首都)キエフ政府から虐殺を受けている人たちを救う」
と宣言し侵攻を決定しました。
プーチン大統領が、親ロシア派住民が多く居住する東ウクライナで大量虐殺が起きていると発言したことについて米国側は
「大量虐殺という主張には何の根拠もない」
「ロシアがウクライナへの軍事行動の口実にするためのでっちあげだ」
「ロシアの野望は領土拡大」
だとしています。

しかし、客観的に見るとロシアは領土拡大が目的ではなく権益の防衛・安全の確保が現実的な目的と推測されています。
そもそも米国は1990年ドイツ統一の時、ドイツより東にNATO (北大西洋条約機構 )を拡大しないと約束したにもかかわらず、1999年以降、東欧諸国がNATO加入を進め、ロシアに隣接するウクライナまでNATO入りしそうになったからです。
ロシアの立場になれば、首都モスクワから近距離の位置にNATOのミサイルがモスクワに向けて配備されることは絶対に避けたいはずです。
今回の侵攻でウクライナ国内でも、
ロシアが侵略してきたという見方の人と
ロシアが助けにきたという見方の人に分かれます。
つまり、
戦争が始まったと判断した人と
戦争がやっと終結すると判断した人がいるのです。
 
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