一般的に、ネットそのものが「バーチャル」であるという認識があり、ネット上での討論やコミュニケーションが現実の場面より充足感が得られるという人は多くはいないであろう。
例えば毎日の売り上げが現実の評価である商品セールスマンなどは、ネットでの評価やそこでの充足がどれほど現実と受け止められるのか疑問であった。逆に、大手無料掲示板などで、現実を捨象してストレス解消や自我充足に耽っている旧住人もたくさん暗躍している。
今回の四方氏の投稿
>新しい可能性は、現存する同類闘争の場(=市場)の中で、現存の評価指標(=お金)に則って現実の必要が認められ、勝ち抜いてゆくことによって、はじめて既存の全てを自らの下に収束させてゆく新しい最先端機能であることを、人々に証明することが出来るからである。
「新しい『場』は、古い評価指標の洗礼を受けて、はじめて顕在化する35273」
で答えが示されたように思う。
ネット上の討論サイトが有料化する事で市場の中で「必要か否か」が問われ、勝ち抜いていく事によって自分が存在している現実との接点を見いだし、そこでの「評価や期待」が新しい活力を与えてくれるに違いない。
さらに、市場の土俵に乗せる事で、対面でパソコンの画面を見ながら意見を交換したり、疑問を投げ合ったりする機会が増えると思われ、そこで得られる体感共認は、ネット上での「評価や期待」がよりいっそう現実味を帯びていく。
その過程の中で、認識の変化=現実の変化が加速して行くに違いない。
まさに当たり前のことですが、「現実の中で現実を変えていく」という道程が見えてきたように思えます。 |
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