世界各国の状況
353086 ロシアが「違法」民兵に医療支援
 
匿名希望 20/01/23 PM10 【印刷用へ
昨年10月末、ロシアのサンクトペテルブルク市内のある診療所の裏庭で、民間軍事会社の指揮官だったという包帯姿の人物がロイター記者にこう語った。「ロシア政府の権益を守るために国際テロ組織と戦っていた」。同氏の腕には複雑骨折の治療に使われる金属製の固定器具が装着されていた。

 負傷の詳細については口が重いこの人物は、アレクサンダー・クズネツォフ氏。ロイターの取材によると、同氏は海外での戦闘にも従事するロシア系民間軍事会社「ワグナー」の一員で、リビアでの戦闘中に負傷した攻撃部隊の指揮官だった。

 ロシアでは、正式な軍隊に属さない市民が民兵として武力紛争に参加することは違法だ。そして、同国政府はこうした民兵がリビア及びシリアを含む国外での戦闘を肩代わりしている、との指摘を否定し続けている。

 しかし、現実には、ロシアの民兵は海外での軍事ミッションに加わり、同国上層部から間接的な支援として医療の提供を受けていた。この診療所の存在がその実態を裏付けている。

この診療所が開設されたのは2010年。保有企業は大手保険会社のAOソガズ(SOGAZ)だ。同社がロシア全国で展開している系列民間医療施設の1つで、ウラジミール・プーチン大統領との人脈を持つ人物が共同オーナー兼経営者となっている。

 同診療所が国外で負傷したロシア軍民兵への医療支援の場となっていた事実は、治療を受けた民間軍事会社社員を知る3人の人物、診療所職員、記者による目撃、そして法人記録から明らかになった。

 ワグナーの元戦闘員によれば、ソガズの診療所は遅くとも2016年にはワグナー戦闘員向けの治療を開始していた。彼は負傷した他の民兵5〜6人とともに、ここ数年、同じ診療所で治療を受けていると話した。別のワグナー社員もシリアで重傷を負った後、同診療所で治療を受けた。どちらのケースでも医療費を負担する必要はなかったという。

 ロイターなどのメディアがすでに報じているように、ロシアの民兵はシリア及びウクライナでひそかに正規軍を支援して戦闘に参加している。その民兵を募集しているのはワグナー・グループなどの民間軍事会社だ。

 かつてワグナーに所属していた2人の元民兵によれば、同社に所属する戦闘員はリビアにも配備され、東部の軍閥ハリファ・ハフタル氏を支援していたという。ハフタル氏は、トリポリに置かれた国際的に承認されたリビア政府を相手に戦っている。

 しかし、ロシア政府は民兵の投入を否認しており、ウクライナやシリアで戦っているのは義勇兵であると説明する。

 プーチン大統領は、ロシアの民間軍事会社について、治安任務を担当しているだけで、政府や軍とも何ら関係はなく、戦闘参加によってロシア法に違反しない限り、どの国においても彼らが働く権利はある、と語った。

「西側メディアの報道を信じるのか。何でも信じてしまうのか」。プーチン氏は昨年12月19日の記者会見で、リビアにロシアの民兵が存在するかと質問した記者に、こう問い返した。

リンク
 
List
  この記事は 211321 への返信です。
この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_353086
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
シベリアからの狩猟部族(替え刃式細石器)の渡来
2万年前に南からも移住していた
南からの海洋漁猟部族(磨製石器)
縄文と日本人論をめぐって 
縄文人と農耕技術
縄文ネットワーク
「五大文明(?)」
祈りの民アイヌ(1)
RES:縄文から「アイヌ」まで
円筒土器と石刃鏃@
縄文時代の豊かな色彩文化
西欧と日本の階層意識の違い
縄張り圧力ではなく期待・応望圧力
「倭」=「日本」であるという定説の嘘
【要約】『邪馬台国論争終結宣言』山形明郷著〜@古朝鮮はどこにあったか?
【要約】『邪馬台国論争終結宣言』山形明郷著〜A楽浪郡・帯方郡はどこにあったか?
大量渡来か少数渡来か(1)
大量渡来か少数渡来か(2)
渡来人の出自(2)
縄文・弥生論争への視点
弥生時代前夜の社会状況
村落共同体の自治の歴史
弥生の侵略闘争
居徳は弥生に突入していた
弥生の統合様式と私有意識
採取生産時代のまつり統合とその限界@
「支配者から見た属国意識」〜5、武士とは日本の支配史にとって何か
カタカムナに学ぶ 〜日本語は上古代人の認識が現代に残っている稀有な例〜
日本語の持つ力2

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp