本能⇒共認機能⇒観念機能
346495 「高速音読」が潜在思念を呼び出す構造
 
岸良造 ( 66 香川 技術者 ) 19/06/04 PM09 【印刷用へ
人の潜在思念(及び共感機能)を開放する一手段として「高速音読」がある。
どの様な脳構造で可能になったのか?考えていた所、一つの仮説が有りました
>音から意味を創出する際のスイッチ判別機構が大脳より深い脳幹にあるのではないか
>単純に言えば、イメージ(概念・意味)が何らかの糸で音表されると、そこに相互互換性が生まれ、音表がイメージを想起せしめ、イメージが音表を想起せしめる。この相互の応答が人間に言語活動を可能にさせる部分なのである
そして本源的言語の消滅の危機感と同時に日本語の可能性に気が付いた。

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角田忠信氏の「日本人の脳」 より
「ある音、意味のある言葉や人工音、機械音、コトバを含めて、様々な自然音、白色ノイズ(意味のない自然雑音)、などを聞かせて、それが左脳に行くか、右脳に行くか、を調べるという方法を通して、例えば自然音などは、日本人以外の人種は、殆んどが右脳で処理しているにも係らす、日本人は母音を含んだ語彙を始めとして、自然の音、例えばコウロギや鈴虫の声を、左脳で認知する。詰まり意味のある音として処理しているらしいのである。」
(中略)
どうも日本人の脳の特徴は、5〜10歳までの日本語環境と関連しているらしい。基本的に音に対する感受性が形成されるのは、5〜10歳の間と云う事に成る。この結果は、そうすると別の大きな問題を生む事に成る。小学生の時の英語の導入である。この英語の導入は、日本語の母語化の時代に、日本語認識形成時の混乱をもたらすだろう、その可能性は大きい。母語とは人間の思考力の源泉であり、その部分の錯乱は、思考力の薄弱化につながる可能性は大きい。日本文化を分断させるためのグローバル支配の一旦と捉える事が出来よう。

(中略)

私(井頭仙人)が今まで日本語と日本文化の特異性について感じて居た謎の一端がこの事実から氷解する。なぜ日本人は、日本以外の外国語、例えば英語が不得意なのか?とか、日本文化の神髄を外人たちは真に知る事が出来ないのか?とか、言語の意味は何を通じて精密化し拡大してゆくのか?とか、音に対する感受性はほゞ10歳くらいまでに完成する。これは子供の思考力が芽生えだす時期でも有ります。

思考と言語の関係を考える上で、最も重要なのは、音から意味を創出する際のスイッチ判別機構です。これが各言語の語幹の基本的部分に成ります。音を分別して記憶と仮想体験からなるコトバの意味とは、この語幹のスイッチ機構の事を云って居るに過ぎないのではないだろうか?。それにしても、語源と云うものは不可解で不思議なものだ。これは生まれながらのものと云うよりは、後天的な環境条件に適応した結果だろう。日本語と同じ、系統である類似性を持つ者は南太平洋のポリネシア系の言語だという。角田先生のご研究でも、その事は暗示されていた。これは日本人の起源の問題とも深く底流で繋がっている。もしも日本人が日本語を失うとすれば、それは最早日本人では無い。と云う事に成りかねない。

そのスイッチ機構こそ、音に意味を探る基本センサーの一つと考えても好いのだろうか。長い間、音から意味への過程が、とこで始まるか?、に付いて分らず苦慮していたが、大脳よりももっと下部の脳幹の部分で、音から意味化へのスイッチ機構が起きているのだとすれば、大脳よりも根源的な部分の古代の遺物と云うべき脳幹で起きて居る事は、脳幹を持つ多くの生命体が、言葉を話す機構を具えていることの証明でもあろう。母音に対する感受性は、言語が母語化する際に起きることであり、ひとはここで認識機能の最重要場の一つに出会う。コトバは単に情報伝達の道具だけでは無い、それは人が物事を知り、想像する機能の一端にまで及んでいるものだ。言語の下にはコトバ化されていない言わば太古の魂と言う様なものが詰まっているとしたら、言葉は単なる通信手段と見る皮相な見解だけではその本来の深部までは想像が行かないだろう。他の外国語と比べて、日本語は語形、構造、時制、活用形、など異なる面もあるが、モットも異なって部分点は、音そのものに関する感受性であって、これが日本人の外国語習得を困難にし、また外国人が本当の日本語を習得できない原因です。すでに脳の反応が異なっている為だろう。日本語以外、世界中のコトバがみな同じであるという結果は、では日本語はいつ、どのように形成されたか?という問いに直接つながってしまう。
・・・
一つの言語が地球の民族を支配して仕舞うと、長い間に形成されて来た独自の文化は消滅する。言語と共に滅び去ると云って好い。日本語の起源が不明で、近隣に日本語に共通することばが見当たらない、日本語と同様のポリネシア系の聴覚反応が無いならば、世界中で日本語は稀有のコトバとして存在していると云ってよいだろう。

(中略)
日本語と言うものは、自然と言う現象に直接、外に開いて居り、心の在り方が自然のざわめきの中でつながっている。不思議な感性である。この様な言語が、数千年で出来上がるとは思えない。或る意味で日本語は原始的な言葉でもある。
 
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