収束不全:やりたいことが見つからない
34304 判断に必要な現実を捉えられる認識
 
柳瀬尚弘 ( 30 神奈川 建築設計 ) 02/06/21 PM11 【印刷用へ
 「必要か否かの判断無用」に長らく浸っていたとはいえ、現在目に入る政治、その機構、身の回りの物品等々見渡せばその多くは不必要にあふれかえっているのは常々感じるところである。

 日々現実に起こっている、または起こるであろう数々の問題を、今のままの社会機構では解決できないのは日々明らかになってきている。また、あふれ返る物品からは十分な満足は実際得られていない。だから、「不要」は変なこだわりなく素直に感じる違和感からも見出しやすいし、口にするのも楽である。

 翻って、では、何が必要かを考えはじめると、今まで使ってこなかった「必要か否か」の判断力の心もとなさに気付く。潜在思念が捉える漠とした、「こっちのほうがよさそう」といったものはある。しかし、甚だ不鮮明な可能性判断であり、ときには、今の自身に都合がいいだけのもそこには入り込む余地がある。

 必要であるという確信をもった判断は、徹底的に現実を対象化して鮮明になった可能性への指向でもある。「必要」を考えると、それが大きな判断であればあるほど、現実の複雑に絡み合う事象、それを生み出す人々の意識を統合的に捉える認識が不可欠であるところに辿り着く。見通せなければ不安でとても確信など持てない。

 今までは、私権の圧力や幻想によって自身も含め多くの人が必要か否かの判断を怠り、一部の統合階級の言いなりになり現在の危機的な状況に一役買ってきた。

 統合課題に誰もが参加し、自らの場を自らのてで作ろうとするとき、誰もがただの追従者ではなく判断者であり、必要か否かを考える人となるだろう。そのときにはより精度の高い判断力を誰もが必要だと思う。今までとは比べ物にならないくらい躍起になって現実を捉えようとするはずだ。

 この間の様々な投稿を読みながら、潜在思念が捉える可能性を鮮明にし、現実を対象化し、対応できるようにする、あらためてこの場で見出される認識の重要さを強く感じた。


 
 
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